「練習レポート」は、大原サッカー場の模様を、ほぼ毎日更新するコーナーです
1月30日(木)に沖縄・金武町でチームに合流した新加入DFダニーロ ボザ。きょう2月4日(火)の練習後、クラブハウス内で取材機会が設けられた。
まず、自己紹介として「初めまして。ダニーロ ボザです。26歳です。ポジションはセンターバックとサイドバックです。今年は浦和レッズの目標を達成できるように、チームに貢献していきたいです」と話したダニーロ ボザ。
呼び方は?と尋ねると「どちらでも大丈夫です。ダニーロでも良いですし、ボザでも良いです」と笑顔を見せ、ブラジルで呼ばれていた愛称はあるか?という質問には「ブラジルでは、名前よりも姓で呼ばれることが多いので、ダニーロよりも、ボザでしたね」と話した。
レッズプレス!!的には、ダニーロで進めようと考える。
以降は、質疑応答形式で行われた。
ー浦和レッズへの加入を決めた理由は?
何よりも浦和レッズのようなビッグクラブでプレーしたかったですし、Jリーグは最近、話題になっているリーグなので、Jリーグでプレーしたいという思いもあって。浦和が出ている大会にも参加したいという風に思って、この移籍を決めました。
ー呼び方はダニーロとボザのどちらが良いですか?
特に……どちらでも大丈夫です。ダニーロでも良いですし、ボザでも良いです。
ーチームに到着された時に、笑顔で溶けこんでいったなという印象だが、新しいところに入っていく上でダニーロが意識していることはありますか?
何よりも浦和レッズみたいなビッグクラブ、日本で一番のビッグクラブではないか。そういうクラブでプレーすることの幸せ、喜びがあります。そして、幸せな気持ちで仕事をすると結果も出やすいので、いつも笑顔で、そして幸せでいたいという風に思っています。
ー浦和レッズのサッカーの印象。また、勝つために、優勝するために、どのようなプレーで貢献したいと考えていますか?
日本のサッカーに早く慣れたいと思いますし、浦和レッズに来る前から、日本のサッカーですが、勉強してきました。こうして浦和レッズに来たので、早く監督が目指すサッカーにハマるように頑張っていきたいです。
ー日本のサッカーの具体的な印象は?
日本のサッカーは毎年、成長しています。レベルアップしています。最近だと、日本人選手がヨーロッパに移籍したり、活躍したりしているので、常に成長してきているサッカーだと思います。
ー10日ほど前に試合に出場していたと思いますが、コンディションはどれくらいですか?
今年に入ってからジュベントゥージでキャンプしていましたし、10日ほど前の試合はお別れ試合みたいな形で15分ほど出たんですけど。試合後には、5日間全く動かずに、日本に来ました。きょうで全体のメニューに入りました。出来るだけ早く良いコンディションになれるようにトレーニングしていきたいです。
ーJリーグでプレーしている、したブラジル人選手で知り合いはいますか?
(川崎フロンターレの)ジェジエウ選手、(横浜FCの)ユーリ ララ選手、(RB大宮アルディージャの)ガブリエウ選手と知り合いです。浦和レッズにはチアゴ(サンタナ)選手、(マテウス)サヴィオ選手がいますし、ブラジル人選手がたくさんいて、幸せです。
ーその選手たちに相談もしたのか?
浦和レッズから話があった時に、誰よりもサヴィオ選手、チアゴ選手に連絡しました。特にサヴィオ選手と話をした時に良い話しか聞きませんでしたので、来やすかったです。
ー浦和レッズや日本のサッカーを勉強したということですが、どのような映像を見たのか?
ーACL(AFCチャンピオンズリーグ)の決勝を見ましたし。リーグの試合も見ましたが、相手がどこだったかは忘れてしまいました。非常にダイナミックで、競争が激しいサッカーだと思います。
ーディフェンダーとしてのセールスポイントは?
まず、何よりも1日でも早く日本のサッカーに馴染みたいですし、チームメートの助けになれるように貢献したいと思います。自分のストロングポイントは、空中戦ですね。攻撃に関しても、守備に関しても、空中戦。プラス、ビルドアップ、パス出し、インターセプトですね。あとは、スピードですね。センターバックですが、スピードもあります。
ーチームに合流した後にミーティングやトレーニングマッチを見た時に、マチェイ監督の戦術をどのように捉えていますか?
組織的にオーガナイズする監督だと思います。オーガナイズしなければ、上には行けないと思いますが、自分たちはオーガナイズされていると思いますので、上位に行けるんではないか、と感じています。非常にボールを持つスタイルだと思いますし、ボールを持ってチャンスを作って、得点に繋がるサッカーだと思います。
ーセンターバックとサイドバックの両方でプレー出来るということだが、サイドバックではどういうプレーヤーですか?
パス出しができますし、守備的なサイドバックとも言えるし、ビルドアップに関わるサイドバックだと思います。
ーサイドを駆け上がってクロスを上げるようなプレーはあるのか?
コントロールしながら、チャンスだと思ったら上がるんですけど、どちらかと言うと、ビルドアップに関わります。
ーデータサイトを見ると、MAXスピードが世界のトップクラスでヨーロッパの選手たちに混じって上位にいましたが、それは認識しているのですか?スピードに関する自信はどれくらいありますか?
知っています。2022年にスプリントで36km/h出たと思いますが、その日の世界的に14番目に速さの選手でした。
ー自分のプレースタイル上で、小さい頃から参考にしていた選手、あるいは憧れていた選手はいますか?
小さい頃からセルヒオ ラモスに憧れていました。ブラジル人ではないですが。彼もサイドバックをやってからセンターバックになりましたし、その面では、見本にしている選手です。
ー彼のように得点するのも好きですか?
好きですし、昨シーズンは4、5点は決めました。
ー日本食を含めて、日本の文化とか、興味があるものは?
料理に関しては、ブラジルにいた時から日本料理屋さんによく行っていました。お寿司は好きですし、そういう意味でも、早く日本に慣れるんじゃないかなと思っています。文化に関しては、いろいろなことを調べたり、学んだりしようとしているんですけど、文化については、その国に来て、学ぶ、生きるということ。日本で学んで、1日でも早く文化を知り、日本で暮らしていきたいです。
ー好きな寿司のネタは?
サーモンです。
ー名前の呼ばれ方はどちらでも良いと言っていましたが、ブラジルで、チームメートやファンやサポーター、友達から呼ばれていた愛称はあるのか?
ブラジルでは、名前よりも苗字で呼ばれることが多いので、ダニーロよりも、ボザですね。
ーずっとトップリーグでプレーしていたわけではなく、下部リーグから実力でのし上がっていったと思いますが、日本、浦和レッズでプレーすることになったことをどう感じていますか?
ずっとトップのリーグでプレーしていたわけではありませんし、下からステップ バイ ステップできているので、人間として、選手として強くなれたんじゃないかなと思います。自分にとって貴重な経験だったと思いますし、これからも、この経験を生かして、気持ちを強く、チームのために、勝利のために、そしてタイトルを獲るために、頑張っていきたいという風に思います。
ー「浦和レッズが出る大会にも」と話していたが、FIFAクラブワールドカップ2025のことだと思います。南米の選手は、昔のトヨタカップの時から世界大会への思いが強いですが、ボザにとっても、FIFAクラブワールドカップ2025は、浦和レッズに加入するモチベーションになりましたか?
おっしゃる通り、南米の選手が非常に大切にしている大会ですし、有名でもある大会だと思います。その大会に出ることで、自分のプレーを見せる機会だと思います。まず、2月15日のリーグに向けて準備していきたいですし、しっかりと結果を出してから、その大会に出たいという風に思っています。その大会に出たら、チームのために頑張りたいですし、良い結果を残せたら、と思っています。
ーご結婚はされているのですか?
しています。奥さんと犬、3月に来る予定です。(犬種は)シーズーです。
ーゴールは何点とりたいですか?
リーグだけでなく、シーズンを通じて、6ゴールが決められれば良いと思っています。
ー浦和レッズの歴史では、DFがゴールを決めることが多かったので、ダニーロにも決めてもらいたいな、と。
何よりも失点しないことが自分のポジションにとって一番大事なことですが、機会があれば、セットプレーなどで得点を決めたいですし、チームの勝利に貢献したいです。
ーセットプレーのキッカーは、マテウス サヴィオ選手だと思いますが。
彼とも、そういう話もしていますし、うまくいけば良いですね。