「練習レポート」は、大原サッカー場の模様を、ほぼ毎日更新するコーナーです
(石田達也)
[前半戦MVP]
キャスパー・ユンカー
彗星のように現れたキャスパー・ユンカーが瞬く間にフィット。加入後の公式戦14試合で11得点を記録し、浦和レッズの快進撃の中心にいる。
印象深い得点が第15節・神戸戦での2点目だ。西大伍がクロスを上げると、高くバウンドしたこぼれ球を左足でジャストミートし叩きつけた。試合終盤でエネルギーが枯渇していたときだったが、得点へのどん欲さ、集中力、技術が集約されたものだった。
キャスパー・ユンカーの特長として言えるのは、ゴール前での嗅覚が鋭く「いるべきところにいる」ことだ。それを可能にするのが絶妙な動き出しとポジショニングだ。
もし彼が得点をしなければ、勝てずに終わった試合はいくつあっただろうか。キャスパー・ユンカーの活躍でチームは波に乗った。
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