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練習レポート

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上海上港戦へ向けて調整を実施。宇賀神友弥「逆境を跳ね除けないといけない」

「練習レポート」は、大原サッカー場の模様を、ほぼ毎日更新するコーナーです


前節・松本戦の翌日となる24日、浦和レッズは大原サッカー場でトレーニングを行った。
開始予定時刻の11時を10分ほど過ぎた頃に始まったトレーニングは二手に分かれ、松本戦にスタメン出場した選手たちはリカバリー。途中出場の武藤雄樹、関根貴大、長澤和輝を含めたその他の選手がトレーニングを行った。

レッズに限らず、試合翌日のトレーニングはリラックスした雰囲気で行われることも少なくないが、この日は1−2で逆転負けを喫した試合翌日であるとともに、AFCチャンピオンズリーグ準々決勝第1戦・上海上港戦への準備が始まる日。リラックスなどという言葉には程遠く、緊張感のある締まった雰囲気でトレーニングは進んでいた。

ボール回しからスタートしたトレーニングは20m×10m程度のグリッドで縦にサーバー2人ずつが入る4対4+2、30m×30m程度のグリッドでフィールドプレイヤー5人ずつにGKを含めた6対6(フィールドプレイヤー3チームの入れ替え制)、そして最後に60m×30m程度のグリッドでGKを含めた8対8を行った。

6対6や8対8では大槻毅監督から「際!際!」や「強度出してよ!」、「勝ちにこだわれ!」と激が飛び、選手たちはその声に応えるように強度の高いプレーを展開していた。

リーグ戦は3試合連続で引き分け後に2連敗。苦しい状況が続いている。宇賀神友弥が「毎回、大苦戦しながら何とか戦ってきた」と言うように、2017年はグループリーグで2−3、準決勝で1-1と勝利には届かなかった上海での戦いは今回もやはり厳しいものになるだろう。

ただ、レッズには逆境を跳ね返してきた実績もある。たとえば2年前のACL。決勝トーナメントはラウンド16、準々決勝と、敵地での第1戦を落としながらホームで逆転した。今季のラウンド16もホームでの第1戦を1−2で落としながら、敵地での第2戦を3−0で制した。

リカバリーを終えた宇賀神は「昨日の試合後のブーイングもそうだけど、あれだけたくさんの人が見てくれて、応援してくれている中でホームで結果を残せないのは選手も申し訳ないという気持ちが強い」と話すとともに、「多くのサポーターの人たちと1試合でも喜びたいという思いが、逆境を跳ね返す力になっている」とすると、「特に連敗した後、次の試合は重要になってくるし、逆境を跳ね除けないといけないと思っている」と語気を強めた。

武藤雄樹は「ACLに対するファン・サポーターの期待は感じる」と話しつつ、「自分たちもACLのワクワク感、相手とのバチバチ感は楽しみにしている。ここからが本当の勝負だと思うし、前回、優勝した時の達成感だったり、サポーターのみなさんと喜び合えた瞬間は素晴らしいものだったので、またそれを味わえるように頑張りたい」と意気込んでいる。

チームはあす25日に上海入りする予定。現地で2日間調整し、27日の決戦に備える。
(菊地正典)
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