あさって23日(日)に行われるナビスコカップ準々決勝ファーストレグ、アウェイ・セレッソ大阪戦に向けて、浦和レッズは午前10時30分からトレーニングを実施した。
2003年以来のナビスコカップ優勝を目指す浦和にとって、水を差す出来事が起きた。
いつものように11対11のミニゲームを行い、小休止を入れた際、ビブス組の原口元気がマルシオリシャルデスと交代を命じられた。これに原口はぶぜんとした表情のまま、ピッチを出ようとした。那須大亮が声をかけたのが、耳を貸さない。
「おい、元気!」とチームメイトからの制止の声も原口には届かなかった。交代が相当、悔しかったのだろう、原口はピッチそばに置いてあったクーラーボックスを右足で蹴り上げ、不満を爆発させた。
これに怒ったのが柏木陽介。「おまえ、いいかげんにせえよ」と一喝。怒る柏木を慌てて山田直輝が慌てて押しとどめた。カッと頭に血がのぼったままの原口に阿部勇樹がすぐに近寄り、諭す場面も見られた。この由々しき事態にミハイロ・ペトロヴィッチ監督はミニゲームを止め、チーム、スタッフ全員を集め、約15分間の緊急青空ミーティングを行った。
詳しいミーティングの内容は「あくまでもチーム内のこと」と選手の口は重かったが、監督は「(この状況を)良い方向に進めていければいいと思う」と選手に伝えたそうだ。
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