(有賀久子)
[ユース]最後までゴールを目指すも 流経大柏に1対2 プレミア黒星スタート
4月5日(土)、高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2025が開幕した。
浦和レッズユースは昨シーズン、平川忠亮監督(現:FC琉球Jリーグ監督)のもと、4年ぶりに高校生年代の最高峰、プレミアリーグに復帰した。監督には、同チームでコーチを務め、2024年度JFA Proライセンスを取得したOBの阿部勇樹さんが就任。
開幕戦の相手は、昨年度の全国高校サッカー選手権大会で準優勝の千葉県・流通経済大学付属柏高校。高体連独特のまとまった応援が浦和駒場スタジアムに鳴り響く中、14時キックオフとなった。
新チームは、3月末に第44回 浦和カップ高校サッカーフェスティバルで、富士市立高校に勝ち、優勝と良いスタートをきった。きょうの先発メンバーは、まさに決勝を戦ったメンバー。
[メンバー]
GKマルコム アレックス恵太
DF安藤純和/田中一信、/松坂碧生
MF和田直哉(キャプテン)/宮?叶/田中暖大/和田武士
FW阿部湧心/小鷹凛太朗/中村虎太郎
阿部監督は「トレーニングと浦和カップを含めて、しっかりとパフォーマンスを見せてくれた選手を18人選び、その中で11人、しっかり選んで送り出しました」と語る。
試合は、流経大柏のハイプレッシャーに、浦和は自陣でのプレーが続くが、ペナルティーエリア内の攻防など我慢強く戦って、最後の仕事はさせずにいた。
だが、33分に試合が動く。それまで深い位置まで攻めいっていた流経大柏だが、この場面では、すぐに足を振ってきた。流経大柏FW金子琉久が右足で見事なシュートを決めた。先制に成功。流経大柏FW金子は、63分にもゴール右にシュートを決めて、リードを広げる。浦和ベンチが、疲労が見える選手など3人同時交代のタイミングを待っていた時だった。
2点ビハインドとなったが、途中出場の選手が盛り上げ、反撃にかかる。77分、PKを得た浦和はFW中村虎太郎(なかむら・こたろう)がきっちりと決め、1点差に。アディショナルタイム6分を含めて諦めずに攻撃を展開するが、1点が遠かった。1対2で流経大柏が勝利し、浦和レッズユースは黒星発進となった。
阿部監督は「去年、プリンスリーグに出ていない選手も多くいた中で、よくやってくれたと思います。ただ、1つ1つの判断であったり、個々のところはもっともっと上げていかなきゃいけない。相手のプレッシャーが来たとしても、どういなしていくのか。もっと楽しんで、“あ、来てくれたよ”ぐらいに思ってくれれば。見ている方も楽しんでもらえるんじゃないか、ということを考えると、よくやってくれたけども、もっともっと出来るし、逆にもっともっとやらせなきゃいけないし。そこのバランスですかね。ピッチに立つのは選手なので、しっかりと中で解決できれば良いし、思いきり良くやらせるというのが今日の目標だったんで、全体としてはよくやってくれたと思います」と振り返った。
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