(有賀久子)
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平川忠亮、高校3年生、新天地での挑戦が始まる〜ユースチームは三送会へ
11月23日(祝・土)、プリンスリーグ関東、ホーム最終戦となる東京ヴェルディユース戦を終えた浦和レッズユースは、埼玉スタジアム2〇〇2第3グラウンドの真ん中で、大きな輪になって、監督、コーチの総評に耳を傾けていた。すると、選手たちがぐっと近づき、小さな輪になった。
「ちょっと小さくなれ。大声で喋れないけど……」。
そう言って話を切り出したのは、今シーズン、ユース監督を務めた平川忠亮ユース監督だった。この日の翌日にリリースされる自身の進退について、選手に報告した。反応は「特になかった」と思い返す。「(翌週のトレーニングでも)選手たちは、特に何も変わらずにプレーしていましたし、自分も前向きなことしか言っていませんし」と語った。
平川忠亮の新たな挑戦。とうとう、ヒラが浦和レッズを去る。
2002年、筑波大学から浦和レッズに加入し、2018シーズン限りで選手生活を終えた。翌シーズンからアカデミーの指導者となり、すぐにトップチームコーチに指名されるのだが、選手として指導者として、浦和レッズ一筋で過ごしてきた。
そのヒラが、来シーズンは、FC琉球OKINAWAの監督に就任する。「J2昇格を目指し、攻撃的でアグレッシブなサッカーをお見せします」と力強いメッセージが発信された。
話を、ユースチームに戻す。
東京Vユース戦のあと、選手に伝えた平川ユース監督の前向きな言葉とは。
「(今回の決断は)別れでも何でもない。このチームを出ていくということは、また出会えるチャンスだということ。ここ(浦和)でずっとやっているということは、(選手は)OBとして顔を出すことぐらいしか出来ないけれど、“この先で待ち合わせが出来る”というのはポジティブだし、彼らが成長して、また僕自身も成長して、彼らと出会えることを楽しみにするという部分で、何の悲しみもなければ、ポジティブでしかない」。
もうすぐ高校3年生を送る会、三送会が開かれる。トップチームに昇格するのは、FW照内利和の1人。多くの選手が大学へ進学してプロを目指すなど、それぞれの新天地での挑戦が始まる。前進できる日ばかりではないだろう。振り返っても良い。浦和レッズユースの誇りを胸に、元気にそこに居てもらいたい。
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