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浦和レッズユース 横浜FMユースに1対1ドローもプレミアリーグプレーオフ出場権を獲得!

(有賀久子)



浦和レッズユース 横浜FMユースに1対1ドローもプレミアリーグプレーオフ出場権を獲得!

12月6日(金)、8日(日)の2日間、広島県広島市内の複数の会場で『高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024 プレーオフ』が開催される。

16チームを4つのブロックに分けて、各ブロック1位、計4チームの勝者にプレミアリーグ2025の参入権利が与えられる。平川忠亮監督率いる浦和レッズユースは、始動からここまで、来シーズンのプレミアリーグ参入権利をつかむために戦ってきている。

そのためには、4月から戦い続けたフ?リンスリーク?で【3位以内】に入ることが絶対で、12月1日(日)、浦和は最終戦となるリーグ第18節の横浜F・マリノス戦に臨んだ。

会場の日産フィールド小机には、田口誠代表やフットボール本部の戸苅淳本部長、堀之内聖スポーツダイレクター、トップチームの安藤智安GKアシスタントコーチ、ジュニアユースの福永泰U15Bコーチなど、多数の顔が揃った。保護者たちの熱い視線も注がれる。

浦和は、前節で首位の東京ヴェルディユースに初黒星を与え、2位の横浜と勝ち点2差、4位の矢板中央高校(栃木県)とも勝ち点2差で、3位に位置していた。

勝利を目指し、2位でプレーオフ出場権獲得を狙う90分間が始まった。

攻守において組織力の高さを感じる横浜を前に、浦和はフォーメーションの噛み合わせで押しこまれる回数や、攻撃を仕掛けてもセカンドボールの回収が少なく、全体的に行ったり来たりの上下動が多い、苦しい展開だった。加えて12月に入ったとは思えない日差しの強さで、気温も高かった。同条件とは言え、消耗が予想される内容だった。

11分、自陣で与えたFKから、セカンドボールを保持され、左で崩され、先制点を許した。

何としても追いつかなければならない。照内利和はGKにプレッシャーをかけ続け、白井桜介もそれに続く。「裏ばかりになるな!」「イライラするな!」「(ゴール前に)入って来い!」ピッチ内に、声が飛ぶ。陣形の修正も入り、浦和の攻撃が増えてきたが、1点が遠かった。

迎えた40分、やはり、背番号9が仕事を果たした。



来シーズンはトップチームで、プロサッカー選手としてのキャリアをスタートさせる、トシこと、FW照内利和。ゴールシーンを振り返ってもらった。

「(田中)一信、が、ロングスローを投げられるのは、みんなが分かっているので、そこでうまく(白井)桜介が抜けて、身体の向き的に、状況的にも、内側に入っていけば、出してくれるなと思っていました。そこにうまく来て。最初、ワンタッチで打とうと思ったんですけど、相手もいたので、逆を取って、冷静に流しこめました」

照内はガッツポーズを見せ、失点に絡んだ和田直哉は照内に飛びついて喜んだ。

ようやく1対1。次は決勝点を、と仕切りなおす。特に後半は、浦和が攻撃で試合を支配する。すぐに横浜ベンチは交代策に出たり、横浜守備陣から「我慢だよ」「集中!」という声が出るほど、浦和の時間が続いた。だが、次の1点が決まらない。

1対1で時間が進んでいく中、ベンチには他会場の途中経過が入ってくる。13時30分、全会場同時刻キックオフの最終戦、4位の矢板中央は、高崎健康福祉大学高崎高校(群馬県)と対戦している。前半のアディショナルタイム、そして76分に得点を重ね、2対0でリード。

浦和は1対1の引き分け以上の結果でなければ、3位の座を明け渡すことになる。最低でも引き分けに持ちこむ。塩田仁史GKコーチは、アップを続ける控えメンバーには相手の戦況を伝え、「すぐに交代が出来るように準備を」と指示を送る。

キャプテンの阿部慎太朗は、ベンチがそこまで慌てていない様子から「最低でも引き分けで」という気持ちを強めたという。

アディショナルタイムに入っても、攻撃も守備も集中し、主審の笛が鳴り、横浜F・マリノスユースとの一戦は1対1の引き分け。勝ち点を35に伸ばした。4位の矢板中央は、86分に失点するも、2対1で勝利。勝ち点35と浦和に並んだが、得失点差で浦和が3位の座を守った。

フ?リンスリーク?関東に与えられたプレーオフ出場権3枠は、東京ヴェルディユース、横浜F・マリノスユース、そして浦和がつかんだ。浦和に笑顔はない。目的は、来シーズンのプレミアリーグ参入。広島の地で、ブロック1位を目指す。







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