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REDSニュース|地域CL・第2戦。?原直泰監督「チャンスはあった。ひとつ決まっていれば違ったが、仕方ない」。沖縄SV、2試合連続スコアレスドロー|レッズプレス!!

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地域CL・第2戦。?原直泰監督「チャンスはあった。ひとつ決まっていれば違ったが、仕方ない」。沖縄SV、2試合連続スコアレスドロー

(佐藤亮太)

全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2022(以下 地域CL)決勝ラウンドの2日目が25日、熊谷スポーツ文化公園陸上競技場で行われた。

前節のブリオベッカ浦安戦では0−0。勝点1を得ていた沖縄SVは、栃木シティFC(以下・栃木)と対戦した。

栃木には千葉、広島などで活躍したMF工藤浩平や新潟、新潟、大宮に在籍していたFWチョ・ヨンチョルなど、Jリーグで長くプレーした経験者がいる。

その栃木、前節はFC刈谷を相手に2−0で勝利していた。

栃木、沖縄SVともに、勝てばJFL昇格に大きく近づく一戦だ。

4−3−3の栃木に対して、沖縄SVは攻撃時に3ー6ー1(3−2−4−1)。守備時には両サイドどちらかが最終ラインに入った4−5−1、あるいは押し込まれた場合は5−4−1を敷いた。

沖縄は相手にボールを握らせてのカウンター狙い。その担保となる守備は堅く、190センチのDF岡根直哉、184センチのDF鯉沼晃の長身CBが空中戦を制せば、素早いチェックで相手を遠ざけた。

前半序盤から中盤は栃木ペースだったが、徐々に沖縄SVが盛り返す。

31分にはMF秋本和希が、32分には得点源のFW一木立一(いちき・りゅういち)と、ミドルシュートを放っていく。

34分には、左サイドからのクロスにDF鯉沼がヘッドで合わせた。

36分、相手のパスミスを拾った流れからFW山田雄太が決定機を作ったが、シュートは枠外に飛んだ。両者、決め手を欠き、前半終了。

後半に入り、序盤から沖縄SVが攻めに出る。

4分、右サイドのクロスに中央にフリーで走りこんだFW一木がヘッド。これは栃木GKに弾かれた。この試合、一番の決定機だった。

その後、2度、続けてコーナーキックを得ると、ふたたびFW一木がシュートを放つもオフサイドと決めきれなかった。

さらに9分にもFW一木が1対1になったが、シュートはGK正面。あと一歩に迫った。

細かいパスで押し込む沖縄SVは得意なコーナーキックでチャンスを広げた。

終盤にかけ、両チーム、オープンな展開に。

両者の速いプレスと堅守に加え、パスミス、シュートミスなど攻撃時での精度の低さに互いに助けられた。

0−0のまま進んだ38分、沖縄SVのFW?原がピッチに。左サイドに入った。

1点が欲しい沖縄SV。

終了間際の44分、セットプレーからDF岡根が頭で合わせるも枠外。後半アディショナルタイムに入り、サイドから中央からと攻め立てが及ばず、0−0の引き分けとなった。

沖縄SVは勝点「2」に、栃木は勝点「4」にそれぞれ伸ばした。

攻撃の回数は栃木が多かったものの、得点を感じさせるチャンスでは沖縄に分があった印象。

シュート数は沖縄SVの9本に対し、栃木は5本。

後半32分までプレーしたFW一木は両チーム最多の6本のシュートを放つなど、ある程度、有効的な攻撃ができたといえる。また守備では後半、栃木のシュートを1本に抑えるなど機能していたことがわかる。

2試合連続無失点は好材料だが、無得点はいただけない。やはり点が入らなければ、勝てない。

試合後、?原直泰監督は「チャンスはあった。ひとつ決まっていれば違ったが、仕方がない。次、試合はある。やることは変わらない」と語った。

また2試合目のブリオベッカ浦安対FC刈谷は0−0で迎えた後半アディショナルタイムのゴールで浦安が勝利した。

これにより4チームの勝点は以下の通り。

栃木シティFC 4
ブリオベッカ浦安 4
沖縄SV 2
FC刈谷 0

※FC刈谷の昇格は消滅した。

最終日は勝点「4」で並んだ栃木シティとブリオベッカ浦安が対戦。昇格のため、沖縄SVはFC刈谷戦での勝利が求められる。





(c)REDS PRESS