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REDSニュース|FC東京対北海道コンサドーレ札幌の練習試合を取材|レッズプレス!!

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FC東京対北海道コンサドーレ札幌の練習試合を取材

(石田達也)

きょう5日(土)は番外編として、沖縄県糸満市で行われた練習試合、FC東京対北海道コンサドーレ札幌をレポートする。規制があり、すべてをお伝えすることはできないが、浦和OBの姿を中心に読者に届けたい。

FC東京には浦和OBのMF青木拓矢が所属し、北海道コンサドーレ札幌には浦和から期限付き移籍中のFW興梠慎三、そしてOBのGK大谷幸輝、DF西大伍、MF駒井善成、MF小野伸二、そして何よりミハイロ・ペトロヴィッチ監督の存在がある。


FC東京は、この日が沖縄キャンプ最終日。

青木は中盤でプレーした。今シーズンからアルベル新監督が就任し、昨季までのカウンターを主体とした攻撃から、ボールを保持するポジショナルサッカーに取り組んでいる印象を受ける。青木は、ビルドアップやバランスを取る作業に汗を流していた。

青木は「自分のそのままのプレーと、監督から求められるプレーとを判断してやっている。中を締められていたらは外回し、後ろからきていたら簡単に落とす。その他の注文はないので、ありのままでやっている」と言うと「監督も代わり、やりたいサッカーも変わった。この3週間で、できた部分、できなかった部分をこれから仕上げて、公式戦でダメなところが出てもシーズンを通して改善していきたい」と続けた。

新スタイルの輪郭は見えている。難解ではなく、「サッカーをする」ところを、より突き詰めていくことで完成形へと近づける。

浦和時代は、キャンプ中に必ず負傷する印象もあったが「今回は無事に完走した」と自虐的なジョークを飛ばしていた。

一方の札幌は、きょうまで沖縄での一次キャンプを実施。いい結果をもって、9日(水)からの二次キャンプ(熊本県)に入りたいところだ。

その中、札幌の駒井も中盤でプレー。ハードなマンマークディフェンスで相手を追い込み、時にはゴール前に顔を出すなど仕上がりは上々のようだ。

また、興梠や大谷、西、小野に出番はなく、ベンチやスタンドでこの一戦を見守っていた。





札幌はこの後、地元県リーグに所属するFCセリオーレと練習試合を実施。若手メンバーが中心なったが、FCセリオーレの最終ラインに良く見た顔の選手がプレーしていた。

それは那須大亮氏だった。このチームにいる選手とユーチュブでコラボ企画を撮影しており、試合に出て欲しいと誘われたようだ。

那須氏は「札幌さんも快く許可を出してくれて、45分限定で。要所、要所、頑張りました(笑)」と話してくれた。

どのクラブもキャンプの総仕上げに入っている。浦和から期限付き移籍中の選手やOB選手の活躍に期待したい。



(c)REDS PRESS