back

REDSニュース|日本代表のDF酒井宏樹、オマーン戦出場に向けて。 「“強いインテンシティーを出せるか”、“本来のパフォーマンスを表現できるか”。それが判断基準」|レッズプレス!!

top
日本代表のDF酒井宏樹、オマーン戦出場に向けて。 「“強いインテンシティーを出せるか”、“本来のパフォーマンスを表現できるか”。それが判断基準」

(石田達也)

2021年内最後の最終予選11月シリーズ(アウェイ2連戦)に臨む日本代表に浦和レッズから招集されたDF酒井宏樹が、きょう11月15日(月)、あさっての17日(水)のオマーン代表戦を前にオマーン・マスカットからオンライン会見に応じた。

代表活動に参加しているとはいえ、やはり心配なのは怪我の具合やコンディションだ。リーグ戦第35節鹿島アントラーズ戦(0−1)ではベンチ外。その理由についてリカルド ロドリゲス監督は「重傷というわけではないので今後どうなっていくか見ていければ」とコメントを残していた。

画面上の酒井は「良くはなってきているし、練習の中でやれることが増えている。自分としてコンディションは上がっている印象。ただ骨ではなく筋肉系なので慎重にやっている」と話した。

前節のベトナム戦ではメンバー外。次のオマーン代表戦には間に合うのか。

酒井は「もっと早く治ると思っていた。怪我だけは読めない。当初の考えとは全然違うし申し訳ない」と言うと「(川崎フロンターレ戦89分の同点ゴール)シュートを決めたシーンとは別にやったもので、代表もチームも理解をしてくれて、この活動に参加をさせてくれた。そこには感謝をしているし、代表、チームに良かったモノとなるように頑張っていきたい。それは自分に課された使命」と続けた。

自分がピッチに立てていない悔しさやもどかしさについて問われると、酒井は「それはない。マルセイユ時代、2020年に捻挫したままプレーをして、半年以上、納得のいかないパフォーマンスをした。サポーターにも批判され苦しいシーズンだった。もうあの思いはしたくない」。

そこから自身の中で判断基準を設けた。“強いインテンシティーを出せるか”、“本来のパフォーマンスを表現できるか”。これが酒井の出した結論だった。

痛みを我慢し、チームやチームメイトに迷惑をかけることを避ける。根性だけで試合に出場する判断ではない。「いかにチームにプラスアルファをもたらす判断をできるかが、プロとしての責任。そこを基準にしている」と強い口調で話した。

現状の酒井のコンディションを把握した上での招集であり、森保一監督からの思いも感じる。

「信頼をしてもらっている。それに応えないといけないと思っている。だからこそ生半可な気持ちでできるとは言えない、完全に戻った状態でできると伝えたい。(監督とは)毎日コミュニケーションを取れている。右サイドバックには素晴らしい選手もいて、その選手たちも信頼しているので、チームで勝ち上がっていきたい」(酒井)。

前回のベトナム代表戦は1−0で辛勝。現在、日本代表は3位(3勝2敗)に位置し、これ以上の黒星は許されない中、次戦は4位オマーン代表と対戦する。

初戦のホームゲームでは0−1で敗れてはいるが、前回よりも準備期間があることはプラスかもしれない。

酒井は「とにかく勝つしかない。あれだけ悔しい思いをしたし、見ている人にも嫌なスタートを切らせてしまった。自分たちには責任があるので払拭したい」と意気込んだ。

ピッチに立っても、ベンチ、メンバー外となっても、勝つために何ができるかを模索し、チームを力強く後押しする。







(c)REDS PRESS