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REDSニュース|立花洋一代表「浦和レッズレディースは強く、そして未来永劫に存在しなければならない」|レッズプレス!!

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立花洋一代表「浦和レッズレディースは強く、そして未来永劫に存在しなければならない」

今日発表された浦和レッズレディースの『WEリーグ』参入を受け、記者会見が開かれた。

コロナ禍により厳しいクラブ経営の中での参入という英断に立花洋一代表は「浦和レッズレディースは強く、そして未来永劫に存在しなければならない。新しいリーグの厳しさの中で戦う覚悟をもって申請した」と経緯を語った。

リーグが目標とする1試合平均5000人の観客動員について、「ファンサポーターの数、地域との関わりを考えれば、最低限の目標としたい。地元の方にいかにたくさん応援していただけるかが重要。浦和駅からホームの浦和駒場スタジアムまで歩くあの雰囲気に憧れるような、街と一体となるような運営をしたい。同時に若い女性と少年少女といった新しいファン層を開拓したい。いままでやらなかったレッズレディースの商品販売も行いたい」と新規サポーター拡大に率先して乗り出す。

また補強面、特に外国籍選手獲得については、過去にほかのクラブで成果が上がらなかったことを踏まえ「予算よりも浦和レッズレディースのサッカーにフィットするかどうか」と慎重な構えを見せた。

さらに事業面について今後、トップチームと分けた上で浦和レッズレディースを1つの独立した部門とすることを検討中。将来的には分社化、あるいは子会社化を視野に経営的にも独立させたいとした。

そして今回、埼玉からは浦和レッズレディースのほか、大宮アルディージャ、ちふれASエルフィン埼玉の3チームが参入したことについて、「サッカーに対する地域の持っている期待度からいうと、11チーム中3チームが埼玉というのはサッカーどころ・埼玉を意識づける効果がある。多くの観客が足を運んでくれると思う」と期待感を述べた。

リーグ参入について選手の反応はどうか。

前身のさいたまレイナスを経て、浦和レッズレディース発足当時の05年に加入した安藤梢は「あれから15年経ったんだと思う。これまでも多くのパートナーの方に支えられて女子サッカーを引っ張ってくれた。そして今日、プロリーグに参入できることを嬉しく思う。これからも女子サッカーを引っ張っていきたい」と話せば、南萌華は「いまからワクワクしている。過去の先輩方が現在のなでしこリーグを作ってくださったように、私たちも『WEリーグ』を素晴らしいリーグにすることはもちろん、若い子たちが憧れをもってもらえるように、私自身、貢献したい」と抱負を語った。

なでしこリーグを取材していて感じるのは、敵味方関係なく、選手のひたむきさ、頑張り、技術の高さ、楽しさを間近で感じられるところだ。しかし、その魅力はまだまだ多くの人に届いていないのが現状だ。『WEリーグ』発足で人気の起爆剤に、そしてなでしこジャパン強化となるか期待したい。



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