REDSニュース｜EAFF E－1サッカー（女子）、猶本＆池田先発のなでしこが2連勝。2位で最終決戦へ｜レッズプレス!!

EAFF E－1サッカー（女子）、猶本＆池田先発のなでしこが2連勝。2位で最終決戦へ

12月11日（月）、EAFF E－1サッカー選手権2017決勝大会（女子）は2戦目が行われ、18時55分キックオフのなでしこジャパン（日本女子代表）は中国女子代表と対戦。

20分にキャプテンマークを巻いたMF中島依美のパスに中央を抜け出したFW田中美南が落ち着いてシュートを決め、結果、この得点が決勝点となり、1－0で完封勝利となった。

2試合を終えて、なでしこジャパンと、最終戦で対戦する朝鮮民主主義人民共和女子代表が勝ち点6で並び、得失点差で、なでしこジャパンは2位に位置している。なでしこジャパンの高倉麻子監督は、きょうの中国戦で4－1－4－1システムを採用。練習期間が短い中で、選手は試合の中で修正しながら対応し、勝利につなげた。

浦和から招集されたMF猶本光は先発出場。前半のみの出場となった。ゴールマウスを守ったのは、浦和のGK池田咲紀子。2試合連続の起用で、初戦は2失点を喫したが、最終ラインと細かくコミュニケーションを図りながらラインをコントロールし、シュートの場面でも左足で止めるなど、GKとしての役割を果たし、チームを完封勝利へ導いた。

最終戦は12月15日（金）、なでしこジャパンは優勝をかけて、首位の朝鮮民主主義人民共和女子代表と対戦する。3戦目も会場は千葉市蘇我球技場となる。なでしこジャパンのキックオフは18時55分だ。

《池田咲紀子》
4－1－4－1は守備的な陣形だが、一番積極的に守備をしなければいけないなと思っていた。中盤は攻撃の場面で数的有利にボールを動かせる場面が増えるかなと思ったが、攻撃に力を使う分、後ろのケアが必要だった。

中国は前の試合で不規則に前に枚数を残したり、たとえば4枚を残したりとかしていた。だから攻撃で優位性を取りつつも、守備は（集中力を）切らさないように、声かけのところは意識してプレーした。チームとして守備のハメ方の流れは悪くなかったが、前半は球際のコンタクトの部分で負けてしまい、ボールの取りどころで取ることができなかった。後半はみんなで声をかけて、しっかりとコンタクトのところで負けないようにというところと、運動量を出して、組織的にみんなで追い込んでしっかりとボールの取りどころで取れるように取り組めた。

前半は良くなかったが、後半に修正できたのは良かった。後ろは落ち着いていて、サメさん（鮫島彩）を中心に声をかけながら数的不利でゴール前までボールを運ばれたこともあったが、そこは落ち着いて対応してくれたのでゼロで抑えることができた。

（短期決戦の中での修正は）ディフェンスの部分はラインコントロールがキーポイントで、話しながら、試合の中でどんどんと良くしておこうと話していたので、1試合目同様、2試合目も試合の中で変えられたことが良かった。

《猶本光》
（前半のみの出場は）監督と事前に話はしていないが、自分が4－1－4－1の前めで、後半に前めの選手を入れるのだろうなと思っていたので、前半が勝負、自分のやれることをやろうと思ってプレーした。しっかりと守備で追い込むことができたと思う。もう少しボールを触りに行きたかったけれど、自分も落ちてしまうと後ろが重くなってしまう。そこはギャップで顔を出しながら、我慢しながらという感じだった。

長く練習を長くやっている形ではないので、チームとしてボールの動かし方は難しかった。ただ、今回の大会は日本として優勝することが目標なので、きょうは勝てたことが良かった。4－1－4－1のポジショニングはやったことがないために難しさもあるが、引き出しを増やしながら、コンディションは良いので続けていきたい。次は勝つしかないので、チーム全員で勝ちに向かって、優勝したい。