11月10日(金)、国際親善試合の日本代表対ブラジル代表戦がフランス・リールで行われた。
バヒド・ハリルホジッチ監督は先発に浦和レッズの槙野智章を起用し、西川周作、遠藤航、長澤和輝、興梠慎三はベンチスタートとなった。
ブラジル代表の高い個人技に押し込まれ、チャンスを作れずにいると10分、吉田麻也がVAR判定の結果、ファールを取られPKをネイマールに決められてしまう。続く17分には、再びPKを与えるが、GK川島永嗣がこれをストップ。それでも、直後に与えたCKのこぼれ球をマルセロに叩き込まれてしまった。
日本代表が好機をうかがうなか、原口元気がドリブルで縦に仕掛けるとPA手前で倒されFKを獲得。キッカーの吉田が蹴ったボールは惜しくもポストに嫌われた。
36分にもカウンターから失点し、ブラジル代表の3点リードで前半を終了。ブラジルの強さに屈した前半だった。
後半、前線からプレッシャーを強く掛けた日本代表が徐々に流れを呼び込んでいく。63分にCKのチャンスを作ると、井手口陽介のキックにファーサイドの槙野がヘディングシュートを決めて1点を返した。
「日本代表の誇りを胸に、しっかりとチームに貢献する姿を見せていきたい」と、日本代表選出時にコメントをしていたが結果を出して見せた。
アグレッシブなプレーで盛り返す場面もあったがブラジル代表の壁を中々破れずにいると、86分には井手口に代わり、遠藤航がピッチに投入された。
その後、乾貴士のクロスに杉本健勇が頭で合わせるもオフサイドの判定となり、アディショナルタイムの5分が経過。試合は、1−3のまま日本代表は黒星を喫した。
強豪チームを相手に先に失点をしたことで、大きくゲームプランが崩れてしまったことは否めない。
また、槙野自身にとっては、AFCチャンピンズリーグ決勝第1戦・アルヒラル戦に向けて弾みとなるゴールになった。
なお、日本代表は14日(火)にはベルギー代表と親善試合を行う予定だ。
(石田達也)
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