元気節「ここまで上りつめるとは…」。宇賀神選出を原口元気が歓迎
明治安田生命J1 第14節・柏レイソル戦から一夜が明け、チームはきょう6月5日(月)から水曜日までオフとなったが、SAMURAI BLUE(日本代表)に選出されたDF槙野智章、MF遠藤航、そして初選出となったDF宇賀神友弥の3人は代表チームに合流し、初日の練習を迎えた。
きのう4日(日)に公式戦を行っていることから、宇賀神をはじめ、一部の選手はランニングのクールダウンに充てられた。冒頭15分間のみ公開となり、以降は情報シャットアウトで、あすの公式練習、7日(水)に東京スタジアムで行われるキリンチャレンジカップ2017・シリア代表戦に挑む。
身支度を整えて、報道陣が待つミックスゾーンに姿を現した宇賀神。現在、SAMURAI
BLUEの練習着はレッド。慣れ親しんだカラーの半袖シャツに身を包むも、少々緊張感ある表情をのぞかせた。
きょうはお昼過ぎに全員が一堂に会したとのことで、宇賀神は「(そこで)代表に来たんだなという雰囲気を味わうことはできたかな」と話した。ただ、実のところは人見知りの宇賀神。「“初めまして”の選手が半分以上いるが、(時間がなく)話まではできていない。とりあえず、食事会場で「よろしくお願いします」のような感じで、みんなに挨拶をした。(人見知りなので)若干、今、気まずい」と言って、笑顔を見せた。
選出の際、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は宇賀神について「長い間、追跡していた選手」と言い、「4バックの左として考えている。右利きだが、右もできるのでは。過去にも、このポジション(4バックの左)を呼んでトライしたが、今度は彼の番だ。すごく若いわけではなく、経験もあると思う。この合宿で、どのような活躍を見せるか様子を見たい」と期待を寄せていた。
宇賀神は「(29歳という)年齢的にも、間違いなくラストチャンスだと思う。練習からガンガンやっていきたいし、一番は、監督がやりたいサッカーと(監督が)自分に何を求めているかを感じながらやることが一番だと思うので、それを考えながら、対人やゲーム形式になった時にはガンガンいきたいなと思っている」と話した。
浦和レッズのアカデミー(育成)から日本代表に選出されたのは、原口元気(ヘルタ・ベルリン)、山田直輝(湘南ベルマーレ)に続き、3人目。A代表出場を目指し、短い時間ではあるが思い切りアピールして欲しいものだ。
《宇賀神友弥》
Q:最初の練習を終えたが。
宇賀神:きょうはクールダウンだったので、あまり雰囲気は感じることができなかったが、お昼過ぎから全員が集合し、(そこで)代表に来たんだなという雰囲気を味わうことはできたかな。
Q:個別で監督から伝えられたことは?
宇賀神:新しく入った選手なので、チームのコンセプトや、どういうことを求めているのかという話が少しあった。
Q:監督が長く追跡していたと会見で言っていたが。
宇賀神:それも実際に(言われた)。「長くずっと見ていたし、ここ最近のパフォーマンスを考えても、日本代表に相応しい選手だからこそ、ここにいるわけだから自信を持ってやりなさい」と言われた。
Q:チームメートへの挨拶は?
宇賀神:初めましての選手が半分以上いる。話までは出来ていないが、とりあえず、食事会場で「よろしくお願いします」のような感じで、みんなに挨拶をした。ただ、人見知りなので、若干、今、気まずいが(笑)。
Q:どんな期間にしたいか。
宇賀神:年齢的にも間違いなくラストチャンスだと思う。練習からガンガンやっていきたいし、一番は、監督がやりたいサッカーと自分に何を求めているかを感じながらやることが一番だと思うので、それを考えながら、対人やゲーム形式になった時にはガンガンいきたいなと思っている。
Q:監督が考えているであろう、自分の良さとは?
宇賀神:サイドバックとして考えてもらっていると思うので、しっかりとした守備から攻撃的なところを見てもらえているのかなと思う。浦和での今のポジションで評価してもらって、なおかつサイドバックとして呼んでもらっているということは守備から攻撃的なところもできるんだぞという点を評価してもらっているのかなと思う。
Q:ミシャ監督はじめ、過去に外国人監督のもとでプレーする中でレギュラーをつかんできたが、監督の意図をすぐさま把握することは得意な方では?
宇賀神:そうですね。今まで外国人監督が多くて、その中で、試合にある程度出ることができているので、結構、好かれんのかなと思うが(笑)。でも、一番は日本人監督でも外国人監督でも、監督や上の人が言うことを、どれだけ考えながら話を聞いて、自分の中に落としこむことが重要だと思う。ミーティングなどは今の自分にとって重要なことだと思うので、そこも練習だと思ってやりたい。
Q:周りの選手を生かす巧さも持っているが。
宇賀神:自分がサイドバックをやるのであれば、原口(元気)選手や乾(貴士)選手と前で組むことが多いと思うし、センターバックだったら槙野(智章)、昌子(源)選手といろいろといると思うので、そういう選手の特長を自分の中である程度把握しながら、常に組む選手がどれだけ気持ち良くプレーできるかということを考えているので、そこを考えながらプレーしたい。浦和レッズも、相当クオリティの高い選手が揃っていると思うが、日本の代表という、最高峰の選手が集まっているチームでは、より素晴らしい部分を引き出せるのかなという風に考えている。
Q:同じ初選出の加藤恒平と会話していたが?
宇賀神:自分の大学の先輩が、地元の方が一緒だったようで、その先輩からの「宇賀神によろしくと言っていましたよ」というメッセージを伝えてくれた。
Q:原口元気選手とは話しましたか?
宇賀神:「ここまで上りつめるとはな」と言われた(大笑い)。元気らしいなと思うし、元気は、代表では大先輩なので(苦笑)。(そういう口ぶりも)懐かしいなと思った。
Q:ここまでの経験をどのように生かしたいか。
宇賀神:浦和レッズという日本で最高のクラブで、これだけの実績をつむことができたし、特に今、浦和でやっているクオリティのサッカーに自信を持ってプレーすれば、ここでも間違いなくプレーできると思うので、まずは浦和レッズでやってきた誇りを持って練習からやっていきたい。
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