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REDSニュース|森脇良太、「多大な迷惑をかけたことを謝罪」するとともに、「差別的発言はなかった」と再度主張|レッズプレス!!

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森脇良太、「多大な迷惑をかけたことを謝罪」するとともに、「差別的発言はなかった」と再度主張

5月9日(火)18時、浦和レッズならびに森脇良太は大原サッカー場クラブハウス内にて、公益社団法人日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)の規律委員会による《2試合の出場停止処分》の裁定を受けた記者会見を開いた。

黒のスーツに紺色のネクタイをしめた森脇は、広報部部長とともに会見場に現れると、深々と頭を下げた。

すでに公式ホームページを通じてファン・サポーターや関係者各位に対して謝罪の意は伝えているが、あらためて自身の口で、試合中の発言から生まれた今回の一件について謝罪した。

会見の中で、鹿島アントラーズ側への謝罪については「鹿島アントラーズさんや小笠原選手、レオ・シルバ選手に出向いて挨拶という形はまだ取っておりません。僕の発言で不快な想いをさせ、多大な迷惑をかけてしまった事実があるので、しっかりとそういうチャンスがあれば、僕の口から謝罪をさせてもらいたいという想いはある」と話した。

今回、4日(木・祝)に行われた明治安田生命J1第10節・鹿島戦の試合において、森脇良太が相手選手に対して不適切な発言をした疑いがあると、マッチコミッショナーから報告があがったことを受けて、Jリーグの規律委員会は開かれた。裁定は、マッチコミッショナーおよび審判員からの報告書、試合映像をもとに検証の上、森脇に対してもヒアリングを行って事実関係の確認を行い、(公財)日本サッカー協会 競技および協議会における懲罰基準に照らして審議された。なお今回、鹿島側と森脇の主張には食い違いがあったが、規律委員会は森脇の「発言」を不適切なものとし、「他の競技者、その他の競技に立ち会っている人々に対する侮辱」に相当すると判断している。

終始、神妙な面持ちで、普段よりもゆっくりとした口調で自身の想いを伝えた印象の森脇。森脇は今年の公式戦で、すべて先発出場するチームの核だ。現在、チームは連敗中。《2試合の出場停止》という裁定を受け、ピッチの上で、連敗のチームを救うことはできない。大きな反省を見せると同時に、言葉の中にある通り、試合中に発した言葉が「差別的な発言」ではなかったことは再度強く主張した。

淵田敬三代表は、現在、あす行われるACLグループステージ第6節FCソウル戦のために日本を離れている。鹿島側に対して、電話にて謝罪した。

《森脇良太》
本日、規律委員会から裁定が出まして、自分の発言が不適切だったということで、2試合の出場停止という処分を受けました。実際、僕の試合中での発言が適切だったという風には思っていません。不適切だったと思っています。そのことで、多くの方に迷惑をかけてしまったことに対して、心から謝罪しなければいけないなと思っています。

それは僕を応援して下さる方や、浦和レッズを応援して下さる方、またサッカーが本当に好きで、ほかのチームを応援して下さっている方、また鹿島アントラーズの皆さん、試合中の中で熱くなってしまって、小笠原選手とレオ・シルバ選手に不快な想いをさせてしまったこと、サッカーを愛する、日本のサッカーファンの皆さんに不快な想いをさせてしまったことに対して、心から本当に反省しております。申し訳ありませんでした。

僕自身、このようなことがないように今後しっかりと襟を正して、行動・言動をとっていかなければいけないなと思っております。ただ、それと同時に、今回の件で、自分自身が発言したことに対して、差別的な発言、言動、行動、そのようなことはなかったと、謝罪すると同じくらい皆さんに伝えていきたいです。

もしかしたら、メディアで「差別の森脇」だと、そういう風に世間では理解されていますが、その中で理解して下さいというのはもしかしたら難しいかもしれないですけど、そういう発言、言動はなかったと、行動はなかったと、こういうことを皆さんに理解していただければと思っております。これから自分自身、やってきたことを反省して、またピッチの上で活躍し、子供たちに夢を与えていけるように頑張っていきたいなと思っています。今回の件について、本当に深く反省しております。

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