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REDSニュース|「Here We Go!!」が目にしみる|レッズプレス!!

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「Here We Go!!」が目にしみる

「この先のことは悩んでいます。ただ言えることは、僕は浦和レッズが大好きです。20年間、本当に幸せでした。ありがとうございました」

感情をあまり表に出さない山田暢久が20年分の思いをぶつけ、絶叫した。後ろで聞く柏木陽介、永田充が目を真っ赤にして山田暢の言葉を聞いていた。



鉄人・山田暢久の退団。この日が来てしまった。

「感謝厚謝深謝」
「ありがとう暢久6」
「またな浦和のヤマ」
「FOREVER」

サポーターの山田暢に対する愛情の深さを表すように、スタジアムには鉄人をねぎらう横断幕がそこここに掲げられた。

また、スタジアムを1周する山田暢には花束やタオルマフラー、写真パネルが寄せられた。メインスタンド前ではチーム・スタッフから背番号と同じ6回の胴上げ。しかも、ユニフォーム姿。もう見納めとなると、やはり、寂しいものだった。


ゴール裏の前で立ち止まり、両目にうっすらと涙をため、サポーターがこしらえたコレオグラフィーを見つめる山田暢。胸に去来するものは寂しさか、感謝の気持ちなのか。それとも現役続行の意志なのか。寒風のスタジアムに響く山田暢のチャント「Here We Go!!」が目にしみる。





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