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[女子]大滝麻未、浦和加入の理由を語る

きのう27日(木)、浦和レッズレディースより正式にチーム加入の発表があったFW大滝麻未(おおたき・あみ)。早稲田大学を卒業後、国内リーグを経験せず、すぐにオリンピック・リヨンへと渡った172センチの長身FWは、その経験を生かし、プレナスなでしこリーグで8位、リーグカップ戦ではグループ3位と苦戦するチームに新たな力を注ぐため、浦和レッズレディースにやってきた。

きょう28日(金)、練習前の16時30分から山道守彦強化本部長同席の下、レッズランドで加入記者会見が行われた。背番号は26。浦和レッズの赤いユニフォームに袖を通した大滝は「浦和レッズレディースへの憧れをもっていた」と話した。すでに練習に参加しているが、チームの印象を問われると「若いチームだが、モチベーションは高い」と答えた。山道強化本部長は「苦しい状況を打破してくれる大きな戦力として期待する」と語った。

自身を成長過程にいると話す大滝は、欧州リーグ残留も視野に入れていたが、「もっと練習がしたい」と帰国を決意。浦和加入の決め手としてチームへの憧れと同時に、サポーターの声が彼女の心を動かしていたことも明かした。「(早稲田時代に)レッズサポーターの方が『レッズに来てくれないか?』と声をかけてくれた」と振り返った。また、チームではDF高畑志帆と同期だ。早稲田大学ア式蹴球部では共に汗を流し、チームを支えた。再び、同じユニフォームでプレーする。高畑の「また一緒にやって強くしたい」という言葉も、浦和加入を決める大きな力となったようだ。

何と言っても、大滝の魅力は172センチの長身である。得点力は、今の浦和に必要なものだ。連動したプレーから前へ向かう動きだけではなく、自身もストロングポイントについて「クロスへの対応。ヘディングでの競り合いでは負けたくない」とはっきりと答えているが、高さを生かした攻撃はセットプレーなどでも武器となる。

契約については、シーズン途中での加入であり、クラブは大滝とアマチュア契約を結んだ。当面は県内企業への就職ではなく、クラブ内で仕事場が与えられる予定とのこと。強化部の北野大助氏は「(サッカーのために)まずは安定した環境作り」をポイントに挙げた。

6月に入り、手塚貴子氏の辞任が発表された浦和レッズレディース。現在、練習の指揮は神戸慎太郎コーチが執っている。ライセンスの関係もあり、まだクラブからの正式な後任監督の話は挙がっていないが、公式戦は7月6日(土)に控えている。

大滝は、サポーターへのメッセージとして「得点という結果で応えたい」と話した。終始、明るいムードで開かれた、きょうの会見。大滝加入でチーム内競争も高まり、現状より少しでも好転すればと願うばかりだ。

ボールを片手に笑顔の大滝

山道守彦強化本部長と会見に臨む

堂々とした口調の大滝



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