原口、神戸戦出場はあす判断
6日(土)にホーム埼玉スタジアム2002で行われるヴィッセル神戸戦に向けて、チームはさいたま市内で非公開練習を行った。冒頭のみ公開された練習には、きのう3日(水)まで札幌市内で行われた日本代表候補合宿参加組の柏木陽介、山田直輝、原口元気も合流した。
どの選手もコンディション面の不安はないと、非公開練習後にペトロヴィッチ監督は話したが、一つだけ挙げられる不安材料として原口の足首の状態について触れた。まだ痛みが出るようで、監督は「あす、足首の腫れの状況を確認しなければ」と神戸戦出場の明言は避けた。
原口本人も「なかなか良くならない」ともどかしい思いを口にした。負傷を抱えているため、三日間の代表合宿も思うように消化することができなかったという。「ザッケローニ監督が目指すサッカーのやり方を見て学ぶことは多かった」と話したが、その表情は硬く、「……やりたかった」とつぶやいた。
神戸とは今季開幕戦で対戦し、0対1で敗戦している。ペトロヴィッチ監督は「カウンター主体のチーム。何人か危険な選手もいる」と神戸の印象を語った。マルシオ・リシャルデスも「クオリティが高い」と話している。ただ、マルシオは「相手の良いところを見るのではなく、自分たちが相手にとって脅威でいられるかを強調していきたい」と現在のチーム状態に自信をのぞかせた。
あすは公開練習となり、9時30分から大原サッカー場で神戸戦前最後の練習が行われる。なお、きょうから練習に参加しているユース所属選手に加え、熊本県大津高校の16歳、DF植田直通(うえだ・なおみち)が練習に参加している。