宇賀神友弥から以前「練習前、相手チームをどうやっつけるか?よく達也さんたちと話し合っていた」と聞いたことがあった。まだ先発メンバーに届かなかった時期だ。

たとえ、控えに甘んじていても、腐ることなく、スタメン取りを狙っていた、そのあくなき向上心。そのひとつの結果が今回の日本代表選出につながった。

あれは、浦和レッズユース時代の2005年の冬のことだ。会場は現在のNACK5スタジアム大宮だったと記憶している。

「やたら仕掛ける選手がいるな」。それが、初めて宇賀神友弥を見た感想だった。左サイドで何度も突破を仕掛けるプレーと共に宇賀神という耳慣れない名字でなんとなく覚えていた。ダイナミックなプレーが印象的で、翌年、トップチームにあがるとばかり思っていたが、堤俊輔、小池純輝、西澤代志也の3人だけが昇格。

宇賀神の名前がなかったことに驚いたことを覚えている。

それから流通経済大を経て、浦和レッズに加入。ミハイロ・ペトロヴィッチ監督就任当初はベンチ外が多かった宇賀神だが、練習から少しずつアピールをし続け、先発のチャンスをつかんだ。しかし、試合中に大きなミスをし、スタメンを遠ざかったこともあった。それでも諦めなかった。いろいろとあった12年。
 
今回の選出、本人以上にいままで見守ったミシャが一番、喜んでいるのかもしれない。(佐藤亮太)

[記事リンク]2017年シーズン浦和レッズ試合情報まとめ
[記事リンク]2016年シーズン浦和レッズ試合情報まとめ
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こぼれ話

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宇賀神友弥、あれから12年・・・

「こぼれ話」は、選手やスタッフのエピソードを紹介するコーナーです。



 
宇賀神友弥から以前「練習前、相手チームをどうやっつけるか?よく達也さんたちと話し合っていた」と聞いたことがあった。まだ先発メンバーに届かなかった時期だ。

たとえ、控えに甘んじていても、腐ることなく、スタメン取りを狙っていた、そのあくなき向上心。そのひとつの結果が今回の日本代表選出につながった。

あれは、浦和レッズユース時代の2005年の冬のことだ。会場は現在のNACK5スタジアム大宮だったと記憶している。

「やたら仕掛ける選手がいるな」。それが、初めて宇賀神友弥を見た感想だった。左サイドで何度も突破を仕掛けるプレーと共に宇賀神という耳慣れない名字でなんとなく覚えていた。ダイナミックなプレーが印象的で、翌年、トップチームにあがるとばかり思っていたが、堤俊輔、小池純輝、西澤代志也の3人だけが昇格。

宇賀神の名前がなかったことに驚いたことを覚えている。

それから流通経済大を経て、浦和レッズに加入。ミハイロ・ペトロヴィッチ監督就任当初はベンチ外が多かった宇賀神だが、練習から少しずつアピールをし続け、先発のチャンスをつかんだ。しかし、試合中に大きなミスをし、スタメンを遠ざかったこともあった。それでも諦めなかった。いろいろとあった12年。
 
今回の選出、本人以上にいままで見守ったミシャが一番、喜んでいるのかもしれない。(佐藤亮太)

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