back

REDSインタビュー

top
新春対談、水道橋博士×山田直輝(その1)

『レッズプレス!!』読者の皆さん、あけましておめでとうございます。2014年が幕を開け、『レッズプレス!!』では、今年もすてきなゲストをお迎えし、3日間にわたって「新春REDSインタビュー」をお届けします。2014年は、午(うま)年です。年男となる1990年生まれの山田直輝選手と水道橋博士さんにお越しいただきました。どうぞ、お楽しみください。

RP:新春REDSインタビュー。水道橋博士さん、浦和レッズ山田直輝選手をお迎えしました。どうぞよろしくお願いします。

直輝:よろしくお願いします。

水道橋:よろしくお願いします。きょうは、僕と山田直輝選手との出会いのキッカケを作ってくれた息子も連れてきてしまいました。

RP:うれしいです。では、たけし君も一緒に加わっていただきましょう。たけし君、よろしくお願いします。

たけし:よろしくお願いします。


直輝:大きくなったねぇ。小学4年生?ビックリしました。

RP:出会いは4年前。2010年1月1日でしたよね。

直輝:そうです。

水道橋:あの1回きりでしたね。

直輝:なので、緊張の初対面です。この4年間、知人や博士さんのTwitterなどを通じて、僕の名前を挙げていただいていることは知っていましたが、ちゃんとお会いする機会はなくて。

水道橋:僕もうれしいですよ。きちんとお会いできて。あの出会いから、わが家は大きく変化しましたから。新幹線で会った時も、きょうのように、ずっとニコニコと笑っている印象でしたね。

直輝:ふふふ。偶然に席が近くて、僕の方はすぐに「あれ?水道橋博士さんかな?」と思ったんですけど、そこで声をかけるわけにもいかないですからね。

水道橋:僕は、サッカー音痴ですからね。気がつかずに。居合わせた青年が、ずっとニコニコと笑いながら、息子の面倒を見てくれていたので「すみません」とあいさつした程度でした。本当に2人が楽しそうにしていて、2人の世界が出来上がっていたので、邪魔をしてはいけないかなと思い、僕はあの時、ヘッドフォンをして『坂の上の雲』のDVDを見ていたんですよね。

直輝:僕は1人、新幹線で移動していたんですよね。

水道橋:そうでしたね。この日は1月1日で、僕ら家族は帰省中でした。名古屋でカミさんと子供2人が降り、僕は故郷の岡山に向けて、たけしと2人きりになっていました。直輝選手は途中の新大阪で降りるんですけど、あれは日本代表戦で招集されていたんですよね。

直輝:そうです。

水道橋:その時も、きょうのようなスーツ姿だったので、僕はてっきりIT系のサラリーマンなのかなと思ったわけですよ。キャリアバッグもきれいな感じで。紳士的だな、と。ただ、グリーン車ではなくて指定席だから、年齢はまだ若いんだろうと思っていました。

RP:それを言うならば、博士さんもグリーン車に乗車されていたわけではなかったんですね。

水道橋:カミさんの子育ての方針で、子供はグリーン車に乗せないというのがあるんでね。

直輝:当時は幼稚園児ですもんね。その頃からグリーン車へ乗っていたら大変ですね。

水道橋:そうそう。だから、カミさんからは「パパはグリーン車でも良いけれど、子供たちは(グリーン車へは)乗せたくないから」って言われていて。いつも指定席で移動させるんですよ。そうすると、僕1人だけグリーン車に乗っていても寂しいじゃないですか。家族の移動の時は一緒に指定席です。

RP:そういう偶然が重なって居合わせた直輝選手と博士家。たけし君は、まさか、スーツを着ているお兄ちゃんがプロのサッカー選手だとは思わなかったでしょ?

たけし:思わなかったです。でも、携帯電話にあった優勝した時の写真を見せてくれて、サッカー選手なんだよって教えてくれました。

水道橋:最初は「どうして携帯電話を2つも持っているんですか?」って質問したんだよね。

直輝:そうでした!その時は、冗談で「この電話は話す用で、この電話はメール用だよ」って答えていたんですけど。あれ、本当は、彼女用と他の人用だったんですよねえ。その携帯電話を使っていた彼女と結婚したので、今だから言える話なんですけどね(笑)。

水道橋:なるほどね、あれからTwitterで「こんな方に出会いました」って公開捜査のようになってね。それで山田直輝選手だと分かったのですが。直輝選手は手品もやってくれましたね。

たけし:ジャンケンも教えてくれました。

直輝:ジャンケン?後出しジャンケンのこと??ジャンケンもいろいろとあるからなあ。

たけし:ジャンケンぽいと出すバカがいるって。

直輝:そんなことを教えたっけ(笑)。ジャンケンぽいと出すバカがいるって(笑)。くだらないことを教えてしまった(笑)。

RP:博士さん、それにしても4年前の出来事ですから、20歳の青年が初対面の小さな子と楽しげに会話するというのは難しいことですよね。

水道橋:難しいと思う。難しいと思うし、僕は迷惑になっていないかなって、すごく心配していました。子供は何も分からないままに話しかけているからね。だから、すごく気にしていましたよ。でも、最後までずっと楽しそうにしてくれていて。で、新大阪で降りた後に、息子がね、「パパのことを知っていたよ。あのお兄ちゃんはサッカー選手で、3回も優勝したことがあるんだよ」って教えてくれたので、そのままTwitter(ツイッター)に載せたんですよ。最終的には「オードリーの若林に似ているんだ」という点から、だんだんと山田直輝選手の名前が浮上してきて。

直輝:(笑)。それは僕が言ったんですよ、たぶん。若林さんに似ているってよく言われるよって。でも、そんな何気ない会話を鮮明に覚えてくれていたんだね。当時、幼稚園児ですもんね。すごいな。

水道橋:息子には格闘技をやらせていて、サッカーをやっていたわけでもないですからね。僕自身がサッカーに疎いし。だからこそ、あの新幹線での出会いは衝撃的だったんでしょうね。小学校へ入学してすぐにサッカーを始めた時には驚きましたね。

直輝:ありがたいですよ。僕はただ一緒に楽しく遊んでいただけなんですけどね。新大阪まで、あっという間の旅でしたし。

RP:その後、博士さんとたけし君は、埼スタへ試合観戦にいらっしゃったんですよね。

水道橋:そうです。その間には直輝選手がケガをしたというお話も聞いて。子供もすごく心配していたと思うんですよね。4年間、その思いが続いているわけです。まず、驚いたのは出会って最初の、息子の7歳の誕生日に「プレゼントは何が欲しい?」と尋ねたら、「浦和レッズのユニフォーム」でしたから。これがあの時の?

たけし:違うよ。

水道橋:違うのか。

たけし:これは、今年の誕生日。

直輝:うわぁ。誕生日プレゼントで浦和レッズの……。すごい。

水道橋:どれが最初の?

たけし:最初はこれ。2番目がこれで、3番目がこれで、4番目がこれ。


直輝:いやぁ、すごい。うれしい。会ったのは、まだこんな小さなサイズの時だったんだね。かわいいな。

RP:そんな山田直輝選手も4年がたち、昨年ご結婚されました。

水道橋:ねぇ!結婚おめでとうございます。

直輝:ありがとうございます!

RP:以前、『レッズプレス!!』で博士さんにお話を伺った時、博士さんや奥さまの子育て方針を伺いましたが、ご家族についてのお話から伺わせてください。どうぞよろしくお願いします。
(インタビュー:『レッズプレス!!』ライター有賀久子)
(取材場所協力:カフェ ラ ヴュ ヴランシュ)

新春対談!水道橋博士×山田直輝のサイン色紙プレゼント(3名)
応募フォーム
・・・・・・

ログイン・会員登録はコチラから
すべての記事をご覧いただくには、会員登録が必要です。
※既に会員登録済みの場合、ログインを行うことで閲覧可能となります。


(c)REDS PRESS