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ハートビートレッズ×PRESS

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職人技を見せるグラウンドキーパー

FM NACK5で毎週月曜日〜木曜日6:00〜9:00『Good Luck! Morning!』のコーナーで、浦和レッズのちょっといい話をお届けしている「ハートビートレッズ」(8:26頃放送)。今週放送した中から、厳選した1本をレッズプレスにて掲載します。


AFCチャンピオンズリーグの戦いで、大事になるのは環境に慣れ、素早く対応すること。例えば、東南アジア特有の暑さもそうですし、オーストラリアは南半球なので、季節は日本と真逆。時に、試合を左右する風が、どのくらい吹き、どの方向から吹くかなど、細かいところまで気にする必要があります。

その中でチームが最も気にするのが、ピッチコンディション。浦和レッズのサッカーはパスサッカーですから、芝の状態の良しあしで、戦い方は変えざるを得ず、場合によっては、前線の味方にロングボールを入れる回数を多くしなければなりません。

こうした苦労を考えると、毎日使っている大原サッカー場のピッチが、いかに行き届いているかが分かります。大原には2人のグラウンドキーパーさんがいます。彼らはチームスタッフと話し合いながら、土の硬さや芝の長さなどを細かく見ます。試合の日程や選手の状態を見ながら調整する、職人技です。

この時期、気を付けるのは、風に乗ってくる植物の種。そして、春が近づき、活発になる鳥たち。種は芝の生態系を崩し、鳥は育てた芝をついばみます。そのため、2人は注意深く、芝を見ながら、鳥よけを仕掛け、管理します。


遠征から大原に戻った選手からは「やっぱり大原の芝は良いな」そんな声が聞かれます。チームが日本を離れている間も、2人のグラウンドキーパーさんは選手の帰りを待ちながら、最高のピッチを作っています。
2017年3月14日放送(佐藤亮太)

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