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ハートビートレッズ×PRESS

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平川忠亮、坪井慶介の存在も励みに

FM NACK5で毎週月曜日〜木曜日6:00〜9:00放送中の『WARMING-UP MUSIC』のコーナーで、浦和レッズのちょっといい話をお届けしている「ハートビートレッズ」(8:26頃放送、提供「埼玉県三菱自動車販売店連合会」)今週放送した中から、厳選した1本をREDS PRESSにて掲載します。


9月11日(日)、全体練習が終わった午後1時頃、誰もいないグラウンドに独り向かった選手がいます。ベテラン・平川忠亮です。

7月中旬、平川はミニゲーム中に相手選手と接触。左足首を強く痛めました。約1カ月半のリハビリを経て、今月初めに合流。練習メニューをこなしていますが、平川の感触では、まだまだ完治したとは言えない状態です。また、1カ所具合が悪いと、新たなケガを招いてしまうため、自主トレーニングを行っていたのです。この日の自主トレは1時間くらいでしょうか。汗びっしょりでクラブハウスに戻った平川は「はぁ〜疲れた〜」と、充実感たっぷりにつぶやきました。


平川は、いわゆる浦和レッズの「黄金期」を知る、唯一の選手となってしまいました。その平川が当時と比べ、現在のチームをどう見ているのか。「当時の浦和には個性派ぞろいのメンバーがいた。試合をやっていても、『きょうは勝てるな』と思うほど、相手との力の差を感じた。でも、今は守備的なチームが増える中、毎年、勝点を増やすことは本当に難しい」と言います。

確かにそうかもしれません。10年前に比べてチーム数が増えた分、優秀な監督が各チームで指揮を執っています。それとともに「負けないサッカー」、J1残留を目指すチームが増えたため、勝つことは簡単ではありません。また年々、研究やスカウティングは進んでいます。クラブが攻撃的なサッカーを貫く中、チームは確実に成長していることを平川は感じています。

「確かに今のチームでまだ年間優勝はないけど、あの頃のチームより、今のチームの方が強い」

そう強く言いました。

居残り自主トレを続ける平川。今季は公式戦1試合の出場(54分)に留まっています。「早く、みんなのところに、追い付かないと。湘南(ベルマーレ)でツボ(坪井慶介)も頑張っている。僕も頑張らにゃ!!」と言って、クラブハウスに下がりました。平川忠亮・37歳。サポーターはあなたの登場を待っています。
2016年9月13日放送(佐藤亮太)

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