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ハートビートレッズ×PRESS

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ズラタン リュビヤンキッチ「ヒーローはストイコビッチとボバン」

FM NACK5で毎週月曜日〜木曜日6:00〜9:00放送中の『WARMING-UP MUSIC』のコーナーで、浦和レッズのちょっといい話をお届けしている「ハートビートレッズ」(8:26頃放送、提供「埼玉県三菱自動車販売店連合会」)今週放送した中から、厳選した1本をREDS PRESSにて掲載します。


23年前の5月15日、Jリーグが誕生しました。満員の国立競技場で川淵三郎チェアマンが登場して、セレモニーが行われ、当時のヴェルディ川崎と横浜マリノスが戦い、V川崎のマイヤーがファーストゴールを決めた……。あの試合から、Jリーグの歴史が始まりました。

その後、「サポーター」という言葉が広く浸透し、CMには多くのJリーガーが登場するなど、「Jリーグバブル」と言われた時期もありました。今、浦和レッズにいる選手を見ますと、その多くが当時、ちょうどサッカーをやり始めた頃で、「毎日のようにボールを蹴っていた」そんな声が聞こえます。また、当時は生まれていなかったという選手も徐々に多くなってきました。

それでは、外国籍選手はどうでしようか? ズラタン リュビヤンキッチに話を聞きました。


当時9歳だったズラタンは学校のサッカーチームに所属し、プロになることを夢見ていました。そんなズラタン少年のアイドル・ヒーローは、Jリーグでも活躍した「ピクシー」こと、ドラガン ストイコビッチ。そして、もうひとり。クロアチア代表として戦った「司令塔」ズボニミール ボバンでした。

幼い時、ズラタンは父親からユーゴスラビア代表がいかに素晴らしいサッカーをしていたかを聞いたそうです。また、ズラタンはボバンが所属し、ルート フリット、フランク ライカールト、マルコ ファン バステンが活躍したイタリア・ACミランのファンでした。ズラタン少年は、新聞でACミランの記事を探しては、興味深く読んでいたそうです。また、ACミランがUEFAチャンピオンズリーグの試合でスロベニアに来た際、満員のスタジアムで戦ったことが印象に残っているそうです。

ズラタンの幼少時代は、ユーゴスラビアで紛争が起きていました。そうしたこともあり、スロベニアの人たちにとって、サッカーは生活の一部であり、希望となっていたことが伝わります。「夢をかなえられて、プロになり、そして、今も続けられることはうれしい」と話すズラタン。ACミランのように、赤を基調とした浦和レッズのユニフォームに袖を通していることは、運命だったかもしれません。
2016年5月16日放送(佐藤亮太)

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