back

ハートビートレッズ×PRESS

top
石原直樹、小さな自信の積み重ねが一番の近道

FM NACK5で毎週月曜日〜木曜日6:00〜9:00放送中の『WARMING−UP MUSIC』のコーナーで、浦和レッズのちょっといい話をお届けしている「ハートビートレッズ」(8:26頃放送、提供「埼玉県三菱自動車販売店連合会」)今週放送した中から、厳選した1本をREDS PRESSにて掲載します。


この時期、スポーツ界では引退のニュースが伝えられます。クラブやチームの事情で辞めざるを得ない場合や、年齢とともに「以前はできたことが、できなくなった」という理由があります。その逆に「できなかったことが、できるようになった」場合は、スポーツだけでなく、普段の生活の中でも大きなモチベーションになります。そうした風景が10月25日(日)の大原サッカー場にありました。

この日、浦和レッズは東京国際大学と練習試合を行いました。結果はFC東京戦と同様、リードしながらも追い付かれそうになる展開。辛くも6−4で勝ちました。この試合では、リハビリを終えて合流したばかりのFW石原直樹が、後半13分から登場。今回で2回目となる練習試合で、約30分間プレーしました。前回は約15分間でしたから、2倍の時間、ピッチに立ったことになります。

コンディションは、だいぶ戻ってきたと思いますが、石原本人は「イメージ通りにプレーができない。少しでも、イメージとのギャップを埋めたい」と、まだまだ納得できていない様子でした。それでも、今まで避けていた相手とのフィジカルコンタクトを解禁。また、左サイドのクロスからヘディングシュートを放つなど、感触を取り戻しています。

「1つ1つ確認すれば、怖さはなくなる。少しずつ、今できることを増やしたい」と石原。ケガが治って、全体合流することがゴールではありません。むしろ、本当のスタートはこれからです。石原が話したように、多くの選手が、イメージとのギャップに苦しみ、どう折り合いをつけるかが悩みどころです。さらに、いかに試合感覚を取り戻すか、どうやって監督から信頼を得るか。本人が納得する「復帰」までの道のりは、われわれが考えるよりも、長く険しいのです。

その第一歩となるのが、11月11日(水)に開催される天皇杯4回戦・FC町田ゼルビア戦です。この試合に帯同することを石原は目標にしています。「小さな自信の積み重ねが、復帰の一番の近道」。そのことを、石原直樹は教えてくれるはずです。
2015/10/27放送(佐藤亮太)


お知らせ
無敗Vの原動力!宇賀神×武藤×データ
『レッズプレスデータ』特集公開中!



(c)REDS PRESS