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浦和レッズレディース、悔しさをバネにエキサイティングシリーズに挑む

8月17日(日)に行われたプレナスなでしこリーグのレギュラーシリーズ最終節。引き分けでも優勝という条件のもと、浦和レッズレディースは、INAC神戸レオネッサと戦いました。日曜日の夕方にもかかわらず、ホーム・浦和駒場スタジアムには、5000人を超えるサポーターの皆さんが駆けつけ、選手を後押し。最終決戦にまでもつれた優勝争いの行方を見守りました。

今年は低迷したとはいえ、相手は前年度の女王。浦和の選手たちは、重く肩にのしかかるプレッシャーの中で、90分間、ピッチを走り切りました。しかし、結果は、後半7分に神戸の2トップの1人である増矢理花にセットプレーのこぼれ球を決められ、これが決勝点になってしまいました。浦和は惜しくも、0−1という最少失点で敗れたのでした。

最終順位は3位で、年間優勝をかけたリーグ戦へ突入。気持ちを切り替えなくてはと思っていても、多くの選手が、試合終了から1時間がたっても、涙を浮かべていました。

振り返ると、浦和は第2節から首位をキープし、「勝点35」「10勝5分け3敗」という好成績で終えました。この結果が、今シーズンの躍動を物語っています。ここまでの好調の理由として、リーグ最少の11失点という守備での頑張りが挙げられます。攻撃から守備への切り替えの速さと、最前線に立つ2トップ、キャプテンである後藤三知と吉良知夏らのチェイシングとボールキープが、チームに安定感をもたらしていました。


レギュラーシリーズで、浦和と1勝1分けと熱戦を繰り広げた、ジェフユナイテッド市原・千葉レディースの金澤信二コーチが肌で感じた、今シーズンの浦和の強さについて、「攻守の切り替えの速さもあるが、特に、チームとしての連動性が高まっている」とそう話してくれました。

浦和は、若い選手中心のチーム編成ですが、なでしこリーグでも随一と言える一体感が存在します。また、ジェフの金澤コーチは、「もともと、1人1人の技術がしっかりしているので、2人、3人が絡むプレーが増えると対応はやっかいだ」と、チーム力の高さに舌を巻いていました。


8月31日(日)から、レギュラーシリーズ上位6チームで2回戦総当たりのリーグ戦、エキサイティングシリーズがいよいよ始まります。それは運命の悪戯か、初戦の相手は神戸となりました。悔しさをバネに前回の負けた借りをきっちりと返すためにも、そして、女王のタイトルを手に入れるためにも、チームはさらなる高みを目指していきます。
2014/08/20放送(石田)

FM NACK5で毎週月曜日〜木曜日6:00〜9:00放送中の『WARMING−UP MUSIC』のコーナーで、浦和レッズのちょっといい話をお届けしている「ハートビートレッズ」(8:26頃放送、提供「埼玉県三菱自動車販売店連合会」)今週放送した中から、厳選した1本をREDS PRESSにて掲載します。

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