7月23日(水)、アウェイで行われた徳島ヴォルティス戦。今までの浦和レッズは、順位が下のチームに負ける傾向にありました。しかし、槙野智章、興梠慎三のゴールにより、2−0でキッチリ勝って、これで勝点は「35」。2位のサガン鳥栖とは勝点4差に引き離し、独走態勢に入ろうとしています。これで、7試合連続無失点。リーグ記録を更新しました。
昨季はあれだけ失点が多かったチームでしたが、失点の数はわずか「9」という成長ぶり。このことは、攻撃的守備・守備的攻撃の両方がうまくいっている証拠です。「チームとして取り組んできたプロセスの結果」と話すミハイロ・ペトロヴィッチ監督は、「規律を守りながら、選手が仕事をしている。これがチームの強さ」とも話しています。
徳島に勝った浦和。次の相手は現在4位の鹿島アントラーズです。J屈指の好カード。注目の一戦となります。過去、鹿島には何度も悔しい思いをしましたが、ミシャ体制になってから、リーグ戦4連勝中。相性の良い相手になっています。
この一戦に張り切るのは興梠慎三です。7月19日(土)のアルビレックス新潟戦で太ももを痛め、心配されましたが、徳島戦で先発フル出場し、この試合2得点目を決め、弾みをつけました。そんな興梠は「去年の対戦では気が付けば空回りしてしまった。今年は反省しているので得点をすることで良いプレーを見せたい」と鹿島戦に向け、意欲を見せています。