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ハートビートレッズ×PRESS

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山道強化本部長、現場を離れたからこそ見えたもの

5月28日(水)に行われたナビスコカップ予選リーグ第6節。浦和レッズはアウェイでヴァンフォーレ甲府と対戦しました。そして、那須大亮と梅崎司のゴールで2−1の勝利。決勝トーナメント進出を決めました。

現在、リーグ戦で首位を走る浦和。チームが、ここまでできたのはクラブがしっかりと運営や経営しているからこそです。以前、番組でも紹介しましたが、浦和レッズの2013年度・純利益が6億円を超え、過去最高を更新しました。

記事には、クラブ創設20周年エンブレム入りのユニフォーム、ACL限定ユニフォームなど、グッズ関連の売り上げが好調だったということです。これは言うまでもなく、クラブ全体で努力した結果ではないでしょうか。こうした数字を出せた要因の1つに、山道守彦強化本部長の就任があります。

2011年秋、チームはナビスコカップで勝ち上がっていたものの、肝心のリーグ戦は残留争いの真っただ中。そうした苦しい中で、山道さんが強化部に戻ってきました。


あの浦和が強かった時代、山道さんは、中村修三ゼネラルマネジャーと共に強化スタッフとして、尽力していました。しかし、クラブは会社組織ですから、異動はつきもの。その後、山道さんはクラブ全体を見る総務部に移りました。そこで山道さんは「何にどれだけ、お金がかかっているか」など、クラブの経営状況を詳しく知ることになります。

強化の現場から離れたものの、チームを客観的に見ることで、今、浦和レッズに何が必要なのか、見えてきたそうです。つまり、強化部を離れたことが、大きくプラスになったのです。総務部を経て、強化本部長になった山道さんは、チーム・クラブスタッフに対し、今の苦しい浦和の状況をありのまま話すとともに、部署同士の垣根を低くすることで、風通しの良いクラブを目指しました。

就任して、およそ2年半。ACLに出場。去年、ナビスコカップ準優勝となり、今年はここまでリーグ首位。そして、ナビスコカップの予選リーグ突破を決めました。残すはタイトルという大きな結果だけです。
2014/05/29放送(佐藤)

FM NACK5で毎週月曜日〜木曜日6:00〜9:00放送中の『WARMING−UP MUSIC』のコーナーで、浦和レッズのちょっといい話をお届けしている「ハートビートレッズ」(8:26頃放送、提供「埼玉県三菱自動車販売店連合会」)今週放送した中から、厳選した1本をREDS PRESSにて掲載します。



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