back

ハートビートレッズ×PRESS

top
ケガの欠場であらためて知る、興梠慎三の重要性

ナビスコカップ準々決勝・セレッソ大阪戦、2試合のトータル3−1で勝ったものの、「もっとゴールを決められたはず」そんな声が聞こえてきます。

6月30日(日)の第2戦は、梅崎司のゴールで同点に追い付きましたが、試合を通してみますと、久しぶりに組んだ前線3人、柏木陽介、マルシオリシャルデス、原口元気の連係はいまひとつ。試合中、選手との話し合いで1トップはマルシオから原口に代わりましたが、それでも劇的に良くなったわけではありません。

そう考えますと、この試合をケガで欠場した興梠慎三がいかにフィットしているかが分かります。久しぶりの1トップに、マルシオは、「3人の距離感がうまくつかめなかった。前線でいかに「タメ」を作るか。修正しなければ」と言えば、原口は「慎三くんはすごいと思う。本当に大変だと思う」と感心しきりでした。

ということは、興梠がいかに戦術に合い、献身的なプレーをしているか、そして、チームは間違いない補強ができたことが分かります。


さて、2年ぶりに準決勝にコマを進めた浦和の次の相手は川崎フロンターレ。ホーム&アウェイの2試合が行われ、第1戦は2カ月後の9月7日です。この川崎戦までの7月、8月の2カ月間で、リーグ戦11試合が行われます。およそ5日に1試合という厳しいスケジュールです。

「夏を制するチームはリーグを制す」

大きな山場を迎えます。それと同時に、夏の移籍市場が活発になります。この時期の補強は主に残留を目指すチームが即戦力を取ることが目的ですが、中には来シーズンを考え、選手を獲得するチームとさまざまです。今回、Jリーグ復帰の可能性のある日本人選手には松井大輔、森本貴幸、李忠成らの名前が挙がっています。浦和としては、興梠のライバルになるようなセンターフォワードがもう1人、欲しいところです。

今回の補強について、クラブはどう考えているのか。山道守彦強化本部長は「ここまでチームは比較的、安定して来ている。プラスとマイナスを考慮し、適正なことを考えなければならない」と慎重な立場を示しています。

ハードスケジュールの中でも見逃してはいけない補強。クラブの次なる一手に注目です。
2013/07/02放送(佐藤)

FM NACK5で毎週月曜日〜木曜日6:00〜9:00放送中の『WARMING−UP MUSIC』のコーナーで、浦和レッズのちょっといい話をお届けしている「ハートビートレッズ」(8:26頃放送、提供「埼玉県三菱自動車販売店連合会」)今週放送した中から、厳選した1本をREDS PRESSにて掲載します。



(c)REDS PRESS