back

ハートビートレッズ×PRESS

top
2012シーズンを振り返る『柏木陽介 鳥栖に快勝、まだまだ良くなる』(2012/7/9放送分より)

2012シーズンを振り返る『柏木陽介 鳥栖に快勝、まだまだ良くなる(2012/7/9放送分より)
7月7日土曜日。豪雨の中のサガン鳥栖戦は壮絶な戦いとなりましたが、4−3で何とか浦和が勝ちを収めました。

これで浦和は勝点30で前半戦を折り返しました。単純計算して、2倍にすると、勝点60。去年のリーグ戦に照らし合わせると、4位の成績となります。このまま順調にいけば、5位以内に入れるでしょうし、ACL出場権となる3位以内も見えてきます。

ここまでリーグ8試合負けなしの浦和ですが、その理由には柏木陽介の調子の良さが挙げられます。データなどを見ますと、得点シーンでのアシストや、起点となるパスなど、ゴールに直接、つながるプレーが多くなり、その成功率が高いことが分かります。


例えば、先日の鳥栖戦では4得点中、3得点に絡みましたし、その前のセレッソ大阪戦では、見事なスルーパスでアシスト。さらに、ガンバ大阪戦では、後半ロスタイム梅崎司の決勝点も演出しました。柏木は、「今は周りをよく見ることができている。それに気持ちに余裕ができた」と話しています。この心の余裕というのが、やはり大事です。

去年のちょうど今頃、柏木は悩みに悩んでいました。

「勝つために自分はどうすればいいのか?」

「どう自分のプレーをチームに還元すればいいのか?」

「中堅選手として、どうチームをまとめればいいのか」

こうした自問自答を繰り返していました。つまり、去年の柏木はチームのことで、いっぱいだったんですね。しかし、今年の柏木は、自分のプレーに集中できる環境が整ったため、気持ちに余裕が生まれ、これがプレーにも、表れています。

広島時代に見せた、あの“危険”な柏木に戻りつつあります。ただ、柏木はこれで満足していません。「まだまだ良くなる。ゴールを意識していきたい」と話すように、リーグ戦では、2ゴール。今の調子なら、もっと得点できるはずです。そして、7月、8月の試合で結果を残せば、9月にあるワールドカップ最終予選のメンバーとして再び選ばれる可能性が出てきます。

「浦和の太陽」柏木陽介の季節がいよいよやってきます。
2012/7/9放送(佐藤)

FM NACK5で毎週月曜日〜木曜日6:00〜9:00放送中の『WARMING-UP MUSIC』のコーナーで、浦和レッズのちょっといい話をお届けしている「ハートビートレッズ」(8:26頃放送、提供「埼玉県三菱自動車販売店連合会」)今週放送した中から、厳選した1本をREDS PRESSにて掲載します。



(c)REDS PRESS