高橋峻希、結果を残して浦和に戻る!
J1と同様、J2も終盤を迎え、昇格争いは混戦模様です。
ひとつ頭を抜け出したのはヴァンフォーレ甲府。その後に、湘南ベルマーレ、京都サンガが続いています。今年は2位までが自動昇格。3位から6位までがプレーオフに進出します。
その中、9月23日(日)、フクダ電子アリーナでは、勝点で並ぶジェフ千葉と東京ヴェルディのゲームが行われました。スコアは2対2。非常に見ごたえのある内容となりました。
この試合で千葉の右サイドバックで先発出場したのが、期限付き移籍中の高橋峻希です。
試合が終わり、記者に囲まれた峻希は「追いつかれての引き分けは悔しい」と振り返りましたが、移籍して2カ月「今、充実しています」とも話しました。
今季、浦和はペトロヴィッチ監督になり、出番を失った峻希はモヤモヤした毎日を過ごしていました。そんなとき、舞い込んできたのが、レンタル移籍の話。峻希は「僕にも声をかけてくれるチームがあるんだ」と驚いたそうです。
加入当初、ケガを抱えながら千葉に向かった峻希。
「途中から入る僕に、チームもサポーターも期待しているはず。試合に出られないなんて、ありえない」と、朝9時から夜10時までリハビリを続けて、戦う準備を整えていました。現在、峻希はリーグ7試合連続先発フル出場。昇格を目指す千葉の力になっています。
峻希の原動力となっているのが、『千葉でしっかり結果を残し、浦和にもう一度戻ること』です。「手ごたえはまだまだ。もっとできるはず」と自らを鼓舞します。
そんな峻希を、ジェフ千葉のサポーター、担当記者は、非常に高く評価しています。
「味方全員の足が止まっているときでも 峻希だけは最後まで動いていた」
「重心の低いドリブルが良い」
「守備でも頑張ってくれる」
「できることなら、来年も千葉の一員として戦ってほしい」
そんな声が聞こえています。
峻希にとっては、これほどうれしい言葉はありませんが、悩む言葉でもあるでしょう。
それだけ高橋峻希という選手は、良い選手であることの証明なのです。
2012/09/25放送(佐藤)
FM NACK5で毎週月曜日〜木曜日6:00〜9:00放送中の『WARMING-UP MUSIC』のコーナーで、浦和レッズのちょっといい話をお届けしている「ハートビートレッズ」(8:26頃放送、提供「埼玉県三菱自動車販売店連合会」)今週放送した中から、厳選した1本をREDS PRESSにて掲載します。