(有賀久子)

清水 稔 新代表就任会見〜4つの方針・4項目『安全な観戦環境の提供』
7月1日(水)、浦和レッズはさいたま市内で、新たに代表取締役社長に就任した清水 稔 氏の就任会見を開き、所信表明となる代表挨拶後、質疑応答を受けた。
まずは、代表挨拶と共に挙げられた4つの方針のうち、ここでは最後の4項目を紹介する。
最後に取り上げるのは、『安全な観戦環境の提供』でございます。
私がこのクラブへ来た23年の8月に、天皇杯における、浦和レッズサポーターの重大な違反行為が発生をいたしました。決して起こしてはならない事案であったと反省することはもちろんでしたが、コンプライアンス担当役員として、当事案と向き合うにあたり、まず、クラブ側に矢印を向け、第三者委員会を通して、クラブとして何が足りなかったのかを徹底的に究明をしたことを覚えております。
現在のルールを確立の重要性はもちろんでございますが、その前提には、ファン・サポーターとのきめ細かいコミュニケーションは絶対に欠いてはならない。そういった大きな教訓を得ることが出来ました。トラブルを未然に防ぐ、発生させないということが一番ではございますが、スタジアムでの違反行為に対しては、毅然とした態度で、ルール遵守を徹底し、私自身が先頭に立って、安全・快適で、熱気ある満員のスタジアム、この環境整備を進めてまいりたいと思っております。
また、コンプライアンスの観点から、我々が期待を持って招聘をした? 貴裁監督の就任にあたっては、多くの方々から意見を頂戴いたしました。代表として、すべての意見を真摯に受けとめております。
ハラスメント防止については、当クラブとしても、強力に取り組んでおります。Jリーグからの最新の知見を反映し、防止、早期発見、発生時対応、この3つの観点でクラブとしての対応を整理しております。これは法令遵守のみならず、社会的責任として当然の義務であり、クラブとしてのガバナンスを適切に機能させてまいります。
私は、以上の4つの方針を掲げて、クラブ運営を進めてまいります。
30年以上のJリーグの歴史の中で、我々は、いまだに1度しかリーグ優勝を果たせていないクラブでございます。
それでもなお、浦和レッズが目指すべきは、Jリーグの王者にとどまることではございません。昨年、同時期にクラブワールドカップが開催され、ファン・サポーターの皆さま、クラブを支えて下さるすべての皆さま、ホームスタジアムの雰囲気を作って下さったゴール裏のサポーターの皆さまの声援を受け、世界で戦ったあの3試合は、記憶から消し去ることは出来ません。
であれば、私たちが向かうべきは、再びあの舞台で戦うことです。
アジアを代表し、世界と対等に戦うクラブ。これを目指して頑張りたいと思います。
強くて魅力あるチーム、安全・快適な熱気ある満員のスタジアム。自立し、責任あるクラブという理念にうたわれた3つの姿を愚直に追求し、皆さまと共に、新しい黄金期を作り上げていきたいと考えております。
そのためには、浦和レッズは選手、スタッフ、そして、私自身を含む1人1人が、自分自身に矢印を向け、変化をしていかなければなりません。クラブをより良い方向へ進めるために、自分には何が出来るのか。私は、前に出るべき場面では、決して戸惑うことなく、進み出てまいりたいです。
浦和レッズというクラブが、この街にあって本当に良かった、少しでも多くの方にそう思って頂けるよう、全力を尽くしてまいる所存でございます。引き続き、熱いご支援とご鞭撻を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
本日は、誠にありがとうございました。
・・・・・・