(有賀久子)

清水 稔 新代表就任会見〜4つの方針・2項目『毎年継続してタイトルを狙えるチーム基盤の確立
7月1日(水)、浦和レッズはさいたま市内で、新たに代表取締役社長に就任した清水 稔 氏の就任会見を開き、所信表明となる代表挨拶後、質疑応答を受けた。
まずは、代表挨拶と共に挙げられた4つの方針のうち、ここでは2項目めを紹介する。
方針の2つ目に『毎年継続してタイトルを狙えるチーム基盤の確立』でございます。
攻守に主導権を握るフットボールというチームコンセプトに基づき、必要な監督の招聘、選手の補強を行いながら、チーム作りを進めてまいりました。しかしながら、結果に目を向ければ、2023年のACL優勝を最後に、私たちはタイトルから遠ざかっております。ピッチで目に見える成果が出ない。そんな時期におきましても、強くて魅力あるチームをつくるプロセス作りは、ピッチ外においても、粛々と進めてまいりました。
具体的には、チーム管理部門の立ち上げや、スカウト、育成における施策が挙げられます。チーム管理部門は、競技に直接介入することはなく、裏方として、トップチーム内で生じる法務的な業務や財務面のサポート、クラブ内の事業連携、そしてガバナンスの維持など、トップチームが円滑に、かつ健全に運用されるよう、客観的な視点から支援すると共に、監視する役割を担い、チームが競技に集中出来る環境を整えていきます。
また、昨今の、チームの主力になっている選手を、今季加入した大卒選手を思い浮かべて頂きますと、既に浦和レッズのスカウトスタッフが丁寧な仕事をしていることはご理解頂けるかと思います。しかし、その現状に甘んじることなく、さらにスカウト体制を有機的、かつ精緻に機能する仕組み作りを進めてまいります。
1例を挙げますと、国内の主要エリアに担当スカウトを配置することで、情報の質と量を向上させつつ、効率的な活動を同時に実現出来ました。また、スカウトのリストを精緻化していく過程に、1月に就任したテクニカルダイレクターが関与することで、選手獲得の精度は、以前より高まっております。
そして、選手の育成面では、U-21が始動をいたします。U-21の活動における最重要ミッションは、トップチームで活躍する選手を輩出することです。U-21の活動を軸としながら、育成年代からの海外クラブへの短期留学や、提携クラブへのレンタル移籍を活発化させることも含めて、若手選手を育成し、長期的、持続的にチーム強化を図れるよう、努めてまいります。
チーム管理部門のような、一見すると、競技に直結しないように見える取り組みも、スカウト、育成といった基盤の強化も、すべては勝利へ向かうための不可欠なプロセスの一部でございます。
私は、これからの数年間が、これらの施策を、継続的にタイトルを狙えるチーム基盤として結実させていくフェーズにあると考えております。
組織力を駆使し、継続して成果を生み出せる強化部門として機能させていきたいと考えております。
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