(有賀久子)

GK牲川歩見が主宰!GKコミュニティー『GK Lab』初の屋外イベントを実施!
わずか1時間のイベントだったが、これほどまでに気付きの多い、理解の解像度が高まる機会に恵まれるとは、想像の域をはるかに超えていた。
6月15日(月)、16日(火)の2日間にわたり、埼玉スタジアム2〇〇2のサブグラウンドを利用して、今年3月にGK牲川歩見が主宰となって立ち上げたGKコミュニティー『GK Lab』によるGKイベントが開催された。
17時30分からの1時間。
現役GK選手たちが【ホンモノ×楽しい×きっかけ】をコンセプトに掲げ、今回は、GKの守備に重きを置いてキャッチングなどの指導にあたった。
参加者は、初心者から経験者まで、子供から大人まで、と経験の有無は問わず。ただ、参加者に共通しているのは、“GKを極めたい/GKが好き/GKに興味がある/GKを応援している”といった動機があることだ。
指導にあたる選手たちが、参加者1人1人のレベルに合わせて、説明する言葉の選択などで工夫を凝らし、誰1人として置いていかない時間を作った。

コーチ陣は、西川周作・永井堅梧(2日目のみ)・牲川歩見・吉田稜・長沢祐弥・吉田舜・高山汐生・カウンゼンマラ・佐藤瑠星・久保民生(1日目のみ)、そしてフィールドプレーヤーとして、牲川の盟友・中島翔哉が2日間にわたり、加わった。
今回、参加者は5グループに分かれ、5つに細分化された、GKの守備に必要な動作の練習メニューを体験した(順不同)。当日参加したコーチ陣全員とコミュニケーションを図りながら、かつポイントをしぼった指導を受けることが出来た。
第1回は、GKの基礎の基礎。
【第1回 GKイベント2026】
(1)キャッチング[手の形とゾーン1(胸から上)のキャッチ]:西川周作&久保民生(1日目)・永井堅梧(1日目)
(2)キャッチング[ゾーン3(膝から下)のキャッチ]:牲川歩見&中島翔哉
(3)セービングの基礎、落ち方:長沢祐弥&吉田舜
(4)ダブルアクション(起き上がり方):高山汐生&佐藤瑠星
(5)セービング:吉田稜&カウン ゼン マラ
ボールをどのようにキャッチするか。どこへボールを弾くか。からだ全体を、あるいは足さばき1つで、どのようにボールを保持したり、同方向や逆方向に起き上がるか、など、コーチ陣は自身でパフォーマンスを見せながら、言葉でも伝えていく。参加者のクセや変化も、短い時間ながら的確に掴み、アドバイスを送っていたのがさすがだ。
90分間のゲームの中で、“一瞬の場面”となる守備機会。それが勝敗を大きく左右する。だからこそ、基礎の基礎をどれだけ大切に考えられるか。この追求をやめないのが、現役GKだ。ただ、漠然とプレーするのではなく、常に“なぜ?”と理論的に、そのフォームに隠された意味や理由を、彼らは繰り返し繰り返し、意識している。
今回、その一端の、一端の一端に、触れ……いや、その熱をようやく感じられた、という印象だ。
筆者はあくまでも取材の立場であり、取材者という視点でも、勉強になる、発見することが多かったイベントだった。そもそもGKの練習メニューをこんなに目の前で見ることは、考えてみたら、少ないものだ。
GK牲川が主宰となって立ち上げたGKコミュニティー『GK Lab』。
初めての屋外イベントには、『GK Lab』の取り組みに賛同した選手たちやスポンサー企業の皆さんがいて実施することが出来た。指導者側も、参加者側も、真剣にGKイベントに向き合い、汗を流す姿があった。筆者が、このイベントを通じて、GKの面白さや楽しさ、その奥深さをより強く感じることが出来たのだから、参加した皆さんは、より強烈な時間を過ごしたのではないか。
筆者の視点だけでは語り尽くせない『GK Lab』のイベント。
今後は、“GKライター”とも言ってもいい、サッカー専門新聞『ELGOLAZO(エルゴラッソ)の浦和レッズ担当ライター・沖永雄一郎記者にも体験レポートを寄稿頂く予定である。また、参加した選手たちの声など、今後も変わらず、『GK Lab』特集にお付き合い頂きたい。
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