(有賀久子)

[レッズ先生]イサーク先生が、児童たちに伝えたこと
11月19日(水)、イサーク キーセ テリンが『レッズ先生』を務めた。
舞台は、さいたま市立原山小学校の体育館。小学6年生の4クラスを前に、イサークはスライド画像を見せながら、自身が、幼少期からどのような思いでサッカーに取り組んできたか、夢のプロサッカー選手になって感じたこと、スウェーデン代表に選出された時の思いなど、自身の半生を言葉にした。
イサークの人柄がよく表れた時間になった。
「(子供の頃に)“君は、プロサッカー選手は無理だよ”というような、嫌なことを言ってくる人がいても、その言葉は信じずに、自分を信じて、ずっとサッカーをしてきました」とイサークは強調する。ボールとは、常に一緒にいた子供時代だったそうだ。
選手というステージが近づいたら、そこでもまた、“お前は絶対に成功しない”、“無理だ”という言葉があったという。イサークは「逆にそれをバネにして頑張ってきました」と話し、夢を現実にした背景を丁寧に振り返った。
大切なのは、周りがどう思うかではなく、『“出来るんだ”という前向きな気持ちを信じること』『自分の中から出てくる心を信じること』。そのことを心にとめてきた経験者であるからこそ、イサークは今、誰よりも子供たちの可能性を信じ、期待している。
イサークはイベント後、「子供の頃、このような、選手のような、多少、成功した人が目の前に来たら、いろいろと面白いことが吸収出来ると思う。僕も、こういう時間を一緒に共有出来て、エネルギーをもらいました」と感想を残した。
今回の『レッズ先生』では、質疑応答や子供たち数名とのパス交換、記念撮影と続き、最後は、イサークのサインが入ったクリアファイルが参加した子供全員にプレゼントされた。質疑応答では、たくさんの児童からの質問があったが、大勢の前で手を挙げる勇気について触れると「たくさんの子供たちが手を挙げていて、勇気のある子たちがたくさんいましたね。鋭い質問、楽しかったです。大人が予想している以上のモノを、子供たちは時折、正直に聞いてくるので、非常に面白い時間を過ごせました」と笑顔を見せた。
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