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REDSPRESS EYES|石川璃音、懐かしい思い出〜レッズレディースを選んだ理由|レッズプレス!!

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石川璃音、懐かしい思い出〜レッズレディースを選んだ理由

(有賀久子)



石川璃音、懐かしい思い出〜レッズレディースを選んだ理由

石川璃音が三菱重工浦和レッズレディースへの加入内定が発表されたのは、WEリーグ元年の2022年1月25日のことだ。

3月に1試合だけベンチメンバーに入ったものの、璃音が主力として定着したのは、翌シーズンとなる2022-23 WEリーグ。20試合フル出場をはたし、そのシーズンのベストイレブンに初選出され、以降、3年連続で受賞。WEリーグを代表するDFになった。

JFAアカデミー福島女子11期生である璃音が、レッズレディースを選んだ理由。練習参加を希望したチームの1つにレッズレディースがあった。そして最初に訪ねたのがレッズレディースだった、というのが運命だったかもしれない。

「自分は直感派なんですけど、レッズレディースの練習に参加して、ここだったら、“未来のことが考えられるな”という気持ちになりました」と話す。

「レッズレディースに入って、たくさんの良い選手、凄い選手がいて、でも、練習の雰囲気が楽しく、チームの仲の良さを感じたんです。そして、(安藤)梢さんがいました。オン・オフ全てを、レッズレディースで、梢さんのもとで学びたいというのが1つありました。そして当時、(南)萌華さん、(高橋)はなさん、フネさん(長船加奈)がいて、その中で試合に出ることが大変だというのを理解した上で、レッズレディースに入りました。試合に出られなくても、その立場から状態から始めたかった、というか。自分が簡単に試合に出られるチームに行くんじゃなくて、試合に出ている3人のセンターバックのプレーを、練習から一緒にプレーして、近くで学びたいという気持ちがありました」と当時の心境を振り返る。

「グッと来るものがあったんですよね」と璃音。「(他のクラブから)いろいろと声を掛けて頂いたのですが、練習参加から学校に戻って、すぐにJFAアカデミー福島女子の監督に『やっぱり、良かったです!レッズレディースに行きたいです!』と言って。そうやってレッズレディースに決めました」と話した。

以前、レッズプレス!!でのREDSインタビューで、安藤との思い出をこう話してくれている。

レッズレディースの練習に参加した頃、進路に悩んでいたという璃音。安藤とは初対面であったが、安藤は自分ごとのように考えてくれ、「今、大学に進まなくても大丈夫だと思う。璃音は、プロで大丈夫」とアドバイスをくれたそうだ。「心強かったです」と璃音は嬉しそうに話していた。

「オフの期間には、メニューを考えてもらいました。“ちゃんと寝て、ちゃんと食べるんだよ”と言われ。梢さんから受けたアドバイスを実行すると、全てがうまくいくんです。全部、正解をもっている感じですね。代表に行った時にも、梢さんからは『(代表に)選ばれる、選ばれないじゃなくて、試合に出ることを目的に練習しないといけない』と教えてくれました」と、安藤が自身の失敗談を挙げながら、璃音に同じことを「してもらいたくない」と助言を受けたとも話していた。

今となれば、懐かしい話である。璃音は、レッズレディースという毎日の刺激の中で、いつも自分に向き合ってきた。「どんな選択をしたとしても、自分の目標にしているところは変わらない。どこに行っても、自分がやることをやっていれば良い結果に繋がってくる、と感じながらプレーしている」。璃音がいつも意識していることだ。

璃音はニルス・ニールセン監督のもとで、ブラジル遠征に挑む。なでしこジャパンで試合に出るために励む璃音に注目だ。

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