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REDSPRESS EYES|FC琉球OKINAWA 平川忠亮監督に会ってきた!|レッズプレス!!

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FC琉球OKINAWA 平川忠亮監督に会ってきた!

(有賀久子)



FC琉球OKINAWA 平川忠亮監督に会ってきた!

1月15日(水)、浦和レッズ・金武町キャンプの午後のスケジュールがオフとなり、すぐに車を走らせ、この日14時からトレーニングを行う、J2リーグ復帰を狙う『FC琉球OKINAWA』のホームスタジアム、タピック県総ひやごんスタジアムにお邪魔した。

取材の目的は、コーチングスタッフだ。2025シーズンから、浦和レッズOBの平川忠亮さんが監督を務める。自身、キャリアの中で、初めてのJリーグ監督だ。クラブからオファーが届いた時、「迷いはなかった」というのは、2024年の年末に載せたREDSインタビューの中の言葉だ。

12月の監督就任会見の中で、強化部の八木原泰斗スポーツディレクターが、平川忠亮監督が挙げるFC琉球OKINAWAの課題や今後のアプローチ方法、戦術、コンディショニングなどが解像度の高い、具体的なアウトプットであったと触れていたが、同クラブが新監督に求める大役に、平川監督の考え方は、ビタっと合ったという。

沖縄県を巻きこんで、今シーズンのJ3リーグで、FC琉球OKINAWAが輝くことを切に願うところだ。

始動は、1月7日(火)。10日(金)からは4日間、キャンプを組んで、ベース作りにチーム全体で向き合った。約1週間が過ぎたところで訪ねたわけだが、練習後、平川監督に話を聞いた。

RP:17日(金)から練習試合が入ってくるが、現時点のチームの仕上がり具合は?
平川:仕上がり具合としては、チームの戦術を落としこむところと、あとは、この時期のフィットネスのところを上げるところを、せめぎ合いながらやっているところではあります。
沖縄特有で、宿泊しながらというキャンプがなかなか出来ないので、いろいろな場所も移動しなきゃいけない。そこが本当に難しいなと思うところ。負荷を上げたくても、みんな、車で1時間ぐらいかけて(練習場に)来たりとか、2部練習をやっても、お昼に休むところがないとか、そういう難しさがある中で、スタッフみんなで協力して、試行錯誤しながら、やっています。

RP:平川監督のテーマはユースチームから引き続き、“球際・切り替え・運動量”。そして、練習を拝見していると、J3の舞台です。パス1本にしても、その質にこだわること、“止める・蹴る”にこだわるという部分を見て感じました。そこがベースでしょうか?
平川:間違いなく、そこが一番、一番大事です。そのベースの部分を、やるかどうか。どんな戦術があっても、それをやれなければ、良いチームにならないと思っているし。という意味では、最初の1週間は、そのベースのところにこだわったトレーニングをしましたし、ベースを積み上げることが出来たんじゃないかなというところです。これを基準にして、そこから何を積み上げられるかなというところだと思います。

RP:“止める・蹴る”は、こだわった者が勝つ、そう感じています。とことん、こだわれるかどうかが大事かと。
平川:とことん、こだわれるかだし、プロでもユースでも関係なく、サッカーをやるからには、そこをこだわらないと。そのベースがないと、もう今は、どこのカテゴリーでも難しいと思います。まず、きっちり、このJ3リーグという舞台で同じようなことをやっていきたいと思っています。

RP:FC琉球OKINAWAが沖縄県を盛り上げるというところでは、どんなチームを開幕戦であったり、序盤の戦いで見せていきたいですか?
平川:FC琉球というのは、もともと攻撃的なサッカーというのは掲げていますから、そこはブラさずにやっていきたいですね。沖縄を盛り上げるためにも、攻撃のシーン、得点のシーン、そういったところを多く見せたいなと思う反面、守備も、きちんと整理していきます。引くんじゃなくて、アグレッシブな守備。攻守両面にわたってアグレッシブなプレーというのを、みんなに見せられたら良いなと思っています。

RP:前回お会いしてから、わずか1ヶ月ほどですが、何よりも平川監督の元気な姿が見えて嬉しいです。
平川:(沖縄の生活は)短いですがね。沖縄に住んで、沖縄のもの、こう空気を吸ってやれているということが、本当に日常から幸せで、幸せを感じながらやらせてもらっています。

RP:平川監督は、選手時代、よく自主トレで沖縄に行っていたので、今回、このオファーがあって、オファーを受けるという流れに特に驚きがなかったのですが、沖縄の魅力は、どんな風に感じられますか?
平川:気候もそうですし、人が温かい。いろいろな方と出会って、皆さん、優しいし、笑顔が多いしというところで。この土地、人が好きで(沖縄に)来たので、そういった人たちの笑顔をもっと増やしたいし、その人たちが喜ぶ姿をもっともっと見たいと思っています。そのために全身全霊かけて頑張りたいと思います。



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