レディース練習レポート｜堀孝史監督課題は得点を奪えなかったこと昨シーズンまでの全体像から、今シーズンは良いものを出し合って、プラスアルファが生まれれば｜レッズプレス!!

堀孝史監督課題は得点を奪えなかったこと昨シーズンまでの全体像から、今シーズンは良いものを出し合って、プラスアルファが生まれれば

（有賀久子）

堀孝史監督課題は得点を奪えなかったこと昨シーズンまでの全体像から、今シーズンは良いものを出し合って、プラスアルファが生まれれば

Q：始動日を終えて、雰囲気などいかがですか？
堀監督：みんな、明るく、いつも通りにやってくれたし、昨シーズン、みんな、悔しい思いをして、それに対する思いというのもある。まだ最初なので、身体を起こすことと、みんなで元気を出す、そういうのを意識したトレーニングでした。

Q：ミーティングからスタートしたと聞くが、チームの目標や戦術的な落としこみは、改めて選手たちに伝えていくのか。
堀監督：サッカー的な戦術のどうのこうのというのは、基本的に継続しながらも、それに肉付けしていったり、とか、質を高めたり、とか、そういう部分だと思っていて。この後、徐々にそういうものに入っていくけれど、オフがあったし、まずは、そこよりも身体と気持ちの部分で『みんなで、またやっていこう』というものを、最初はやっていきたいなと思っています。

Q：移籍した選手や新加入、昇格選手がいて。チーム構成について、監督の立場で、どのようにお考えでしょうか。
堀監督：良い選手がいるし、どのチームもそうだと思うんですけれども、シーズンが終わって、次の新しいシーズンに入った時というのは、また、フラットな状態から始まると思うので、そういった意味でのモチベーションだったり、とか、当然、それぞれの良さを見せてもらったり、とか、そういう部分から入っていくと思います。

Q：アメリカ遠征までは、コンディション調整がメインになっていくのか
堀監督：アメリカに行くまでに練習試合をいくつか入れていて、ゲームをやりながら、今までやってきていることを思い出していく作業、プラス、さっき言ったような、プラスアルファで昨シーズン、結局、結果、そういう風な、自分たちがうまくいかなかった部分があるので、そこに対しての課題だったりとか、その両面ですね。積み上げていくことと、新しいというか、他に、プラスアルファを作っていきたいなと思っています。

Q：チームの中心として長く活躍してきた選手たちが何人か抜けてしまいましたが、今、いる選手たちに期待したいことは？
堀監督：シーズン中もそうですけど、僕が監督をやらせてもらってからは、全員、経験のある選手もそうだろうし、若い選手もそうだろうし、全員をフラットな目で見てきたところがあるので。そういった意味では、全員に期待しています。

Q：昨シーズンの終盤に勢いが出なかったところがあったと思いますが、そこからどんなことを改善していこうと考えているか
堀監督：改善というか、課題となっていたのは、得点が奪えなかった、というところ。自分の中では、チャンスはあったと思っていますけど、それを決めきれなかったところ、特に、どの試合も前半に良い形というか、良いシーンで、そういうシーンがあったのですが、そこを決める、決めないで、サッカーは変わってきてしまいますし。ただ、当然、相手がいるので、そういうことも起こった時に何をやらなければいけないのか、というのを攻守で課題として持っていきたいと思っています。

Q：新加入の榊原琴乃には、どんなことを期待していますか。
堀監督：WEリーグの中でも、個人でのドリブルをしたりとか、個人で突破してフィニッシュまで持っていくという力を持っている選手だと思うので、個人の良さはどんどん出して欲しいですし、あとは、今までノジマステラ神奈川相模原でやっていたものと、自分たちのモノって違うと思うので、自分たちがやっているものを、まず、理解して、その上でプラスアルファというモノが出せれば。
それは、他の選手にも、自分たちのやり方がある中でも、しっかりと個性というのを出して欲しいなと思います。昨シーズンは、まずは、自分たちはどうやろうかというのを、みんなで統一できてきた部分があります。当然、まだ、質の問題や課題はありますけど、そういう大枠のところ、全体像というのをやりながら来たので、今シーズンは、より個人の、みんなの強みを出して、お互いに、その辺を、何と言うのかな。阿吽、まではいかないかもしれないけれども、良いものを出し合って、プラスアルファが生まれればな、と思っています。

Q：加藤千佳が久々に戻ってきました。
堀監督：自主練をやっている時に会ったりとか、あとは今日1日だけなので、具体的なプレーというのは、そんなに見てはいないですけれども、話した感じでは、浦和レッズレディース出身の選手らしく、しっかりとした人間的なものも素晴らしいと思いますし、プレーの面でも引っ張ってくれるんじゃないかと思います。

Q：昨シーズンに大きな怪我をしていた前原嘉乃以外は、全員がフルで練習できていますか？
堀監督：今日の時点でのトレーニングでは。基本的には、今、みんなが出来ると思っています。昨シーズンの最後に、怪我を抱えていたというか、プレーできなかった選手が、（前原）嘉乃とシマ（島田芽依）。安ちゃん（安藤梢）もやっています。島田選手や前原選手はオフもトレーニングを続けていて、安藤選手とかもやっていましたし。シマは、オフ中もトレーニングを続けていたし、嘉乃もやっていて。安ちゃん自身は、きょうも、さっき話したんですけど、しっかりとやりながら。ここ何日間かやって、次のゲームまでも時間があるので、そこでゲームをやろうか、やらないかとか、そういうのはその時に決めれば良いし、今、決めることじゃない。公式戦じゃなくて、練習試合になってくるので、練習の一環としての捉え方で良いんじゃないかな、という話で本人と話したところです。

Q：キャプテンはいつぐらいに決めますか
堀監督：まだ様子を見ながら、というか。全員が『キャプテン』じゃないけれど、そういう気持ち、そういう考えを持って、みんな、やってくれたら良いなと思っています。

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