(有賀久子)
伊藤美紀、見せた勝負師の顔
伊藤美紀は「まず、プレッシャーをガンガンとかけていく。守備から、という意識で、“この選手、来るな”と思わせて。相手の気持ちを下げさせるじゃないですけどね。“プレッシャー、きついな”と思わせることが出来れば、それは、攻撃でも優位に立てるな、と」と話す。その表情、勝負師であった。
豊富な運動量を誇る伊藤であるからこそ、攻撃のイメージは?「ボールが来なくとも、最初に裏に走ったりとか、動き回ったりして、相手に“なんかイヤだな”みたいな印象を、まず、与えていければ良いかなって」。“なんかイヤ” 以上に、相手にとってストレスを与えるモノはないだろう。
伊藤にとって、アジアの大会にはどのような印象があるのか。「グループリーグでは、結構、ボールを持てる時間が多かったんですけど、昨シーズンのプレ大会で言うと、決勝となった時、韓国の寄せが早かったり、グループリーグとはちょっと違う強度がありましたね」と振り返る。
三菱重工浦和レッズレディースは、今年2月、沖縄・金武町キャンプで、韓国・仁川現代製鉄レッドエンジェルスとトレーニングマッチを行った。伊藤は「その時の感覚というか、ああいう感じで来るっていうのは頭に入れておいてやれば良いかなと思う」と話し、「相手は、個人で戦ってくる印象があるので、もちろん、個人で負けないこともだけれど、レッズらしさというコンビネーションだったりが、相手にとっては嫌なことだと思う。中国の他のチームでも、そうやってくるチームはなかなか無いと思うので。コンビネーションで優位に立っていければ良いと思っています」とイメージした。
2025/05/11
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