※写真は以前のもの
ACLプレ大会に参加する三菱重工浦和レッズレディース(以下・浦和)はバンコクFC戦にむけ、オンライン会見を開いた。選手を代表し、伊藤美紀、西尾葉音の2選手が対応した。
きのう6日、浦和は初戦となるスリー・ゴクラム・ケララFCに8‐0の圧勝。順調な滑り出しとなった。
「相手チームにどんな選手がいるのか、どんなサッカーをするのか、ほとんどわからない状況のなか、チームメイトとは試合の入りから前から圧力をかけ、ゴールに向かおうと話し合った」と振り返ったのは2得点をあげた伊藤。
大量8得点の要因を「前半からの勢いがあったからこそ、最後まで攻撃を緩めずに終わることができたことが良かった」と分析した。
ただ簡単ではない。
大会前のオンライン会見で対応した柴田華絵は天候、環境、ピッチなど「慣れることが多い」という趣旨のコメントをしたが伊藤自身はどうだったのか。
「球際が強い印象でボールを持ちすぎると強くくるので早めにボールを離しました。また大丈夫だろうというところで足が伸びてきたりもした。日本人選手よりスピードがある分、思ったより、早く寄せられてボールを失うシーンがあった」とその違いを体感。
これは伊藤だけはないはずだが、できるだけ早く順応できたからこその大量8得点と言えよう。
ただ、一方、気になる点も。チームの4得点となった後半4分から次の5点目が36分と32分間、無得点だったこと。
その点を伊藤は「相手のプレスが強くなったこと。またこちらがボールを持っている際、イージーなミスが出たことで自分たちのリズムを作れない印象がある」と反省と課題を語った。
この試合でトップ下、左MF、ボランチと3つのポジションをこなすなど万能性を発揮した伊藤。
次節のバンコクFC戦にむけ、「よりクオリティーをあげることが大事になる。あまり考えすぎず、それぞれが100%の力を出せれば、良い試合になる」と抱負を語った。
そして、もうひとり、西尾葉音。
後半26分、栗島朱里に代わって入った西尾は安藤梢と2トップを組んだ。
その12分後の38分、左サイドから突破した安藤梢のクロスを押し込み、チーム6点目を決めた。
「ちゃんとミートせず、きれいなゴールではなかったが、結果を残すことを一番に考えていたのでポジティブに捉えている」と振り返った西尾は、ピッチに入る際、楠瀬直木監督そしてコーチ陣から「結果を残せ」とハッパをかけられたという。これが活きた。
西尾のゴールを含め、後半36分から45+2分までの11分間の4得点について「攻撃の手を緩めず、何点入ってもどんどんゴールに向かうプレーを意識した」という西尾は開幕するWEリーグを見据え、「この大会で監督やチームメイトに信頼得られるようなプレーに心掛けたい」と意気込んだ。
海外でのプレーを目標とする西尾葉音。飛躍の大会とする。
なお、次節・バンコクFC戦は日本時間9日、午後10時30分キックオフ予定。
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2025/05/11
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