昨季に比べ、今季の浦和は強さが感じられる。
9勝1敗の戦績からわかるように、負け数が「1」。引き分けがゼロ。つまり、連敗がなく、内容や状況的に引き分けの試合を勝ちにもってきていることが大きい。
振り返れば、昨季は6節、7節、8節と3連敗を経験。その後、持ち直したもののが、この3連敗さえなければという思いは強い。
昨季と今季、同じ陣容でありながら、今季、引き分けや連敗がないのか?
「なぜですかね?」と聞き返したMF柴田は「やっていて90分間、勝つぞ、やってやるぞという雰囲気ができている。そうした良い雰囲気が自然と出ている。相手より絶対勝ってやるぞというプレーが前への推進力を生んでいる」と分析した。
ただ勝つ気持ちだけ強くてもそう簡単に勝てない。
また勝ちたい気持ちが強すぎて、前に前に行った途端、今度は守備が手薄になる。そうした均衡がいまのチームは取れている。
「チーム内のバランスが良いのかもしれない。いくぞ!という選手がいれば、ちょっと様子見ようよという選手もいる。そのバランスがとれている。縦ばかりに攻めていては90分のなかでどうしても疲れてしまう。そこはうまくボールを持ってゆっくりする時間を作ろうと練習で言いながら、早いなと思えば、なかで時間を作ろうという声が出ている。みんなお互いを見れていて、疲れているから相手を走らせようとか(柴田)」
楠瀬監督は昨季の3連敗を振り返りながら、こう語った。
「(3連敗のキッカケのひとつに)栗島の離脱があり、組み合わせがなかなかハマらなかった。ことしは選手の駒が増えたことで、練習で起用している分、何があっても動じないという姿勢がある。試合でリスク管理ができているのもあり、後ろの選手に責任感が出てきた。1試合、1試合、大事にしている」
また「大人の選手が多いのもある。(3連敗の経験から)学べている。サッカーというゲームをどうもっていくか。試合の運び方、マネージメントに尽きる。そこがしっかりしていないと決断ができない。そこを大人の浦和レッズだというマネージメントをしてほしい。そうすれば簡単に試合は壊れない」と要因とチームの成長を語った。
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2025/05/12
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