楠瀬直木監督は今週末のダービーマッチの相手であるEL埼玉について「田邉(友恵)監督はチームをまとめるのが上手な監督。個々の選手が良くなり、(組織の戦い方だけでなく)個が目立ってきた」と分析するとともに「(EL埼玉は)諦めず、ボールを拾いまくってくるので、ルーズボールしないこと。なったとしても先にこちらが動くことが大事。相手に思っている以上に速いなとか、ボールが取れないなと思わせたい。そうでないと相手は止まってくれないが、EL埼玉は簡単には止まってくれない」とメンタルの強さを強調した。
簡単とは言えない。それでも浦和にはほかのチームにはない強さがある。
水谷有希は「選手の能力、そして経験があり、同じ絵を描ける選手が多くいる。だからこそほかのチームを圧倒しなければならない。ここ数年、選手の入れ替えが少なく、目指すサッカーも変わっていない。成熟度で上回っていかなければならない」と優位性を語った。
まさにそれが浦和の培った武器だ。
リーグは後半戦。残り12試合現在、順位は首位 INAC神戸とは勝点1差の2位。
3位日テレ・東京ヴェルディベレーザとは勝点5差につけているが、残り試合を考えるなにが起こるかわからない。
楠瀬監督は昨季の経験を踏まえ「負けたチームが(優勝争いから)どんどん離脱していく」と語ったように、ひとつの敗戦、ひとつの引き分けが大きく影響する。
1試合1試合が勝負となる。
そのなか、おそらく楠瀬監督の頭を悩ますであろう選手起用。
復帰組がいよいよ本格始動。陣容が整ってきた。
そのうえで選考基準はどうなるのか。
この問いに監督は逆にシンプルになったと答えた。
「良いパフォーマンスをしているかどうかにある。たとえば、本人に話したが、(新潟戦は)塩越本来のプレーからすれば、ミスがあった。なでしこジャパンに選出されなければならない選手ならばもう少し結果を出してほしい。猶本と比べると・・・絶対的なものは猶本のほうがある。(出場を)待っている選手はある。そうした競争を勝ち抜いていかなければならない。調子と結果と判断したい」と断言する一方「それでも決めるのは大変」と胸のうちを語った。
対戦相手を、自チームを見ながら、さまざまな要素、要因を考慮しながらの選手選考は監督特権であるが、やはり難しい。
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