現在、浦和はリーグ4連勝で首位に立つ。
チームの底上げを目指し、布陣や選手起用に変化をつけてきた中で、ケガ人が相次ぎ、苦しいメンバー事情は続く。コンバートなどの選手起用の妙で切り抜けたものの、序盤は失点が続いていた。自慢の攻撃力で勝利につなげているものの、決して順調ではなかったはず。
それでも4連勝できた要因はなにか?
きょうの楠瀬監督の言葉から探っていく。
「2連勝、3連勝しても選手が1試合、1試合、新鮮な気持ちで挑んでくれる。監督としてもそのときフレッシュな選手を使いたいと思っている」
メンバーを固定するのではなく、調子の良い選手を使う、あるいはチャンスを与えていこうとするチームマネジメントが効いた。
「相手より少しでもリードしながら、相手より劣っているところではみんなで補っていく」
自チームと相手を冷静に分析する現状把握力と相互補完性があった。
「謙虚という言葉がチームで流行っていて……(大宮戦では)相手をリスペクトしつつ、決して絶対勝つぞという闘志満々ではないが、集中したいい準備をして選手は試合に臨んでくれる」
油断の空気を作らない雰囲気と、最良の試合への向かい方により、緊張も弛緩もしないちょうどいいテンションが保たれた。
楠瀬監督のチームマネジメントとともに現状のチームが成熟した大人のチームであることが感じられる。
「チームがいろんな味を出しながら4連勝していることをプラスにとらえたい」と遠藤。
この「味」という言葉にいまのチームの状況が良い意味で投影されている。
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2023/04/01
2023/04/01
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2023/03/31
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