5日(火)より新シーズンに向けて始動している三菱重工浦和レッズレディースはきょう7日(木)、トレーニングをメディアに公開した。
選手たちはストレッチメニューの後、2人1組になってパス&コントロールを行う。そしてサイドステップからヘディングで返球する場面では、正木裕史ヘッドコーチが「きょうはカメラが来ているから、しっかりした顔を作れよ(笑)」とジョークを飛ばしながら指導していた。
ボール回しやライン突破を強調したパス交換を消化すると、3チームに分かれてシュートトレーニングを実施。シュートから逆算したプレーの意識をしつつ、足元やスペースの確認、そして味方同士で連係をとった。
中でも、菅澤優衣香、猶本光、高橋はなの動きが非常に良く、ゴール前でのプレーの質が高かった。特に菅澤はコンビネーションを生かしたシュートだけでなく、無理な体勢からでもゴールネットを揺らすなど躍動。オフ期間だったほかの選手たちに比べて、先月の欧州遠征に参加していたこともあり、コンディションは良好に見えた。
ハーフコートサイズでの5対5対5のパスゲームをこなすと、7対7+フリーマン1人でのゲーム形式を約10分×2本、実施した。
トレーニング終了後には、今シーズンもキャプテンを務める柴田華絵が囲み取材に応じた。
「昨シーズンはリーグ優勝ができなかったので、今シーズンは頑張りたい。簡単なことではないが、期待もされているので優勝を目指したい」と意気込みを語った。
キャプテン就任については「そろそろ変わるかなと思っていたが、監督から依頼をされたので責任をもってやっていきたい」と前を向く。
その中でも柴田が課題に挙げるのが、昨季の失点数について。「失点が多かったので、その部分を一番、修正したい」と言う。
楠瀬直木監督は留任したものの、森栄次総監督が退任(現・アカデミーダイレクター)したことで、ディフェンスの決まり事など、昨シーズンとは異なる面も出てくるだろう。
「森さんの時と違った練習メニューもあり、守備の部分で緻密という部分もあるのでチームとしてやっていきたい」(柴田)。
リーグ優勝を目指すためには、ストロングポイントである攻撃力を維持すること、そして、最低でもシーズンを通した失点数を10点台前半に抑えたい。個人能力に頼るのではなく、若手選手を含めたチーム全員の力が重要だ。
柴田は「怪我人も復帰してきたが、DF南(萌華)選手がいなくなることもあり、常にチームのバランスを取ることを意識している。今までよりも一層、やっていきたい」とチームを押し上げていく構えだ。
そして「皆さんの期待に応えられるように、(試合に)来て良かったと思えるようなレッズレディースらしいサッカーをしていきたい」と力強く語った。
なお、池田咲紀子、長船加奈、鈴木佐和子は怪我のため、?橋美紀、一法師央佳は学業のため、福田史織、島田芽依、石川璃音、西尾葉音はU-20日本女子代表候補の活動により全体練習に不参加だった。
・・・・・・
2024/03/28
2024/03/27
2024/03/27
2024/03/27
2024/03/26
2024/03/26
2024/03/26
2024/03/26
2024/03/26
2024/03/25