2019年1月、浦和レッズレディースの監督に就任した森栄次氏。その後の総監督就任を含めたこの3年間でプレナスなでしこリーグ 19年は2位。同リーグ20年に優勝。WEリーグで2位。皇后杯準優勝2回・優勝1回と毎年、チームにタイトルをもたらした。
森総監督が作り上げたサッカー。それはポジションがあるようでない、選手が入れ替わりながら、攻守にかかわっていく相互補完のサッカーだ。このスタイルにより良いチームだった浦和は強いチームへと変えた。さらにこの3年間の正しさを証明するとともに、今後に続く浦和レッズレディースのサッカーのスタイルを定着させた。
森総監督について前節リーグ200試合を達成したMF柴田華絵は「切り替えの部分やボールを持ってない選手がどれだけチームのためにできるかをよく言われた。チームとしてどう戦うのか、示してくれた」と話せば、MF遠藤優は「森さんのサッカーはボールを大切にするサッカー。まずはボールを失わない。次にゴールを奪う。守備では回収率を高めて、前にむく。ゲームの進め方はとてもシンプルでわかりやすかった」と語った。
また柴田、遠藤ともに語ったのが「怒ったことがない」ということ。
「内容が悪い試合でも怒ったりせず、終わったことは仕方がないと次に向け切り替えていた。選手はネガティブにならず、前向きになれた」(遠藤)
「いつもニコニコしていた。でも、その分、伝えたいときには強い意志が感じられた」(柴田)
いつも練習を少し遠い場所から見る森総監督。包み込むように選手を見守っているようだ。
3年間の恩返しとしたい日テレ・ベレーザ戦。
「(勝って)森さんを胴上げしたい」と遠藤。胴上げができるかどうかの心配をよそに「このチームには大きな選手がいるので大丈夫」と柴田。
両チームともに教え子たちがいるだけに本当に胴上げが行われるかもしれない。
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