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試合レポート|第42回皇后杯全日本サッカー選手権大会決勝・日テレ・東京ヴェルディベレーザ戦=試合展開|レッズプレス!!

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第42回皇后杯全日本サッカー選手権大会決勝・日テレ・東京ヴェルディベレーザ戦=試合展開

(佐藤亮太)

再三、絶好機作るもベレーザに及ばず。
浦和レッズレディース、2年連続準優勝に終わる

浦和レッズレディースの初優勝か、日テレ・東京ヴェルディベレーザの4連覇か。

皇后杯決勝はきょう12月29日午後2時、京都府亀岡市にあるサンガスタジアム by KYOCERAで行われた。

浦和は準決勝に出場したMF水谷、MF安藤をベンチスタート。代わってFW高橋、MF遠藤を先発起用した。布陣を4−4−2とし、菅澤・高橋の2トップ。左MFに猶本。右MFに塩越。栗島と佐々木のボランチ。最終ラインは清家、南、長船といつも通りで、左サイドバックに遠藤が入る変則起用となった。

浦和は2分、右サイドからDF清家、FW高橋が立て続けにシュート。

早速、チャンスを作ると、9分、右サイドから清家のクロスをFW菅澤がヘディングシュートを放つも、相手GKに阻まれる。このまま押し切りたい浦和だったが、11分、ゴール前、こぼれ球を拾ったFW小林→FW遠藤につながれ、そのまま打たれ、ゴール。

浦和、前回同様、早い時間での先制点を許してしまった。

前回の悪夢がよぎるのか、ベレーザの速いパスワークに翻弄されつつも17分には左サイドを突破したFW菅澤、18分には塩越→高橋が右サイドからミドルシュートと機をとらえ、攻め込む。

しかし、19分ごろ、相手選手と接触した清家が負傷とみられる交代。代わってMF水谷が投入。佐々木が右サイドバックに下がり、水谷がボランチに入った。

飲水タイムを経て、ベレーザにボールを拾われる時間は増えるがそれでも奪い返し、なんとか前につなげていく。

34分には、右サイドを突破したFW菅澤がクロス。これをFW高橋がワントラップして、シュートを放つもポスト直撃。場内からため息がもれた。

36分にはMF水谷のパスからペナルティエリア内でMF猶本がシュートも惜しくも枠外。37分、FW高橋の右サイドの突破からクロス。これをFW菅澤がシュートもGK正面。これだけチャンスを作りながら決められない。

41分、ベレーザのコーナーキックの場面。キッカーFW遠藤のボールにDF松田が頭でそらした、こぼれ球をFW宮澤に押し込まれ、2失点目を喫し、前半終了。

後半、浦和としてはまずは1点、返したい。

布陣は同じだが、右サイドバックに栗島。ボランチは水谷・佐々木と配置を替えた。

裏のスペースを狙う浦和は53分、右サイドをドリブル突破したFW高橋がそのまま決め、1点を返す。直後、ベレーザFW小林に決定的なシーンを作られたが、GK池田が間一髪、防いだ。

その後、浦和はフリーキック、コーナーキックで押し込んでいく一方、時折、見舞うカウンターに冷静に対処。

69分、MF塩越のパスに飛び出したFW菅澤がGKと1対1。技ありのループを決め、同点に追いついた。

しかし、4分後、ふたたびベレーザに3点目を決められ突き放される。

75分に左サイドMF猶本のクロスにFW高橋が頭で落として、FW菅澤と好機を作るも届かず。78分、浦和はMF栗島を下げ、FW安藤を投入し、勝負に出る。

攻める浦和。守ってカウンターからトドメを刺そうとするベレーザ。

85分にドリブルからFW安藤がシュート。86分、MF猶本のスルーパスをFW安藤が左足で決め、同点。

しかし2分後、右サイドMF木下から中央FW小林に決められ、また引き離される。アディショナルタイム、FW大熊を投入したものの、及ばず。

試合は3ー4で浦和がベレーザに敗れ、皇后杯戴冠ならなかった。

《浦和レッズレディース》
GK池田咲紀子
DF長船加奈・南萌華・佐々木繭・清家貴子
MF栗島朱里・猶本光・遠藤優・塩越柚歩
FW高橋はな・菅澤優衣香


《得点》
浦和
53分:高橋はな
69分:菅澤優衣香
86分:安藤梢

《ベレーザ》
11分:遠藤純
41分:宮澤ひなた
73分:小林里歌子
88分:小林里歌子

《交代》
浦和
22分 DF清家→MF水谷
78分 MF栗島→FW安藤
90分 MF塩越→FW大熊

ベレーザ
90+2分 MF宮川→DF有吉
90分+4分 MF木下→MF中里

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