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試合レポート|第42回皇后杯全日本サッカー選手権大会準決勝・アルビレックス新潟レディース戦=試合展開|レッズプレス!!

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第42回皇后杯全日本サッカー選手権大会準決勝・アルビレックス新潟レディース戦=試合展開

(佐藤亮太)

浦和レッズレディース、堅守・新潟LをPK戦で下し、決勝進出

12月24日、皇后杯準決勝2試合が京都府亀岡市にあるサンガスタジアムで行われた。
午後3時キックオフの第1試合は日テレ・東京ヴェルディベレーザが4−1でマイナビベガルタ仙台レディースを下し、決勝進出を決めた。

そして午後6時からの第2試合、浦和レッズレディースはアルビレックス新潟レディースと対戦した。

3分、MF塩越柚歩のシュートで始まった新潟戦。8分に、右サイドに流れたFW菅澤優衣香の落としにDF清家貴子が浮き球のパス。これをMF猶本光で流したところに最後はDF佐々木繭が飛び込むも枠外となった。

[4−4−2]の新潟は裏のスペースを狙うが、浦和は分厚いプレスで即回収し、押し返した。

迎えた13分、MF塩越が受けたファウルで得た右45度のフリーキックだ。キッカーMF猶本がペナルティエリアから少し出た位置から右足を一閃。ネットを揺らし、浦和が先制を果たした。

16分にもMF猶本はフリーキックを得て、チャンスを演出した。

ただ、決勝への道を簡単には許してくれない。

24分、新潟MF川村→右MF滝川のクロスから逆サイドに走りこんだMF上尾野辺にフリーで決められ、同点に追いつかれた。

飲水タイムを経て、浦和は相手を押し込み、細かいパス交換でペナルティエリア内に進入するもシュートを打たせてもらえない状況が続いた。

ようやく42分、コーナーキックの流れからMF塩越の背後から浮き球のパスにFW菅澤が頭で落とし、最後はDF清家がシュートを打ったが、新潟の身体を張った守備に遭う。打開策が見いだせないまま、1−1で前半を終えた。

49分、右サイドMF猶本のパスを受けたMF塩越がシュート。52分にはMF水谷の背後からの浮き球をFW菅澤が受け、シュートとチャンスを作った。

55分には新潟Lにチャンス。左サイドMF園田(瑞)のクロスに、1失点目同様、逆サイドに走りこんだMF上尾野辺がフリーでシュート。これが運よくバー直撃で事なきを得る。その1分後には、新潟右サイドの速いクロスに、中央MF園田(悠)がシュートと立て続けにピンチにあった。

ここで浦和ベンチはFW菅澤を下げ、DF高橋を投入。そのままワントップに入った。

その後、左サイドから新潟Lを崩しにかかるも、相手DF陣の守りにこじ開けられない。

一方、守備では新潟得意のカウンターの芽をなんとか摘むも、75分、新潟左サイドからのクロスにMF滝川にダイレクトで打たれるなど、気の抜けない展開が続いた。

主導権を握りながらも攻めきれない浦和L。78分にはMF水谷がミドル。81分にはDF佐々木、87分にはふたたびMF水谷がミドル、92分には投入されたばかりのMF遠藤がペナルティエリア深いところまで進入したが、単発な攻撃は否めず、新潟守備陣に守られ、試合は前後半15分の延長戦へ。攻め続ける浦和。守りながら、チャンスを窺う新潟。双方、決着つかず、PK戦に突入した。

浦和先行でのPK戦は以下の通り。

浦和
長船〇
高橋〇
塩越〇
水谷〇
南〇

新潟
川村×
松原〇
上尾野辺 〇
イ・ヒョンギョン〇

PK戦を5人全員成功させた浦和が皇后杯決勝に進出した。

《浦和レッズレディース》
GK池田咲紀子
DF清家貴子・長船加奈・南萌華・佐々木繭
MF栗島朱里・水谷有希・安藤梢・猶本光・塩越柚歩
FW菅澤優衣香

《控え》
GK文道美音
DF乗松瑠華・高橋はな・長嶋玲奈
MF遠藤優・加藤千佳
FW大熊良奈

《得点》
浦和
13分 MF猶本光
新潟
24分 MF上尾野辺めぐみ

《交代》
浦和
59分 FW菅澤→DF高橋はな
89分 MF安藤→MF遠藤優
97分 DF清家→DF長嶋玲奈
113分 MF猶本→FW大熊良奈

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