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試合レポート|2020プレナスなでしこリーグ1部第8節・ノジマステラ神奈川相模原戦=ダイジェスト|レッズプレス!!

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2020プレナスなでしこリーグ1部第8節・ノジマステラ神奈川相模原戦=ダイジェスト

菅澤がハットトリック達成!浦和レッズレディースが4連勝達成

3連勝で迎えた浦和レッズレディースはアウェイでノジマステラ神奈川相模原と対戦。試合は文字通りシーソーゲームとなった。2分、22分に菅澤優衣香が立て続けにゴールを決めたが、負けじとノジマステラは35分、68分とゴールを奪う。しかし80分、PKを得たFW菅澤が自ら決めて、浦和が3−2で振り切って4連勝。勝点は「21」に伸ばし、首位を守った。

《浦和レッズレディース》
GK池田咲紀子
DF清家貴子・長船加奈・高橋はな・佐々木繭
MF栗島朱里・柴田華絵・塩越柚歩・猶本光・水谷有希
FW菅澤優衣香

(控え)
GK福田史織
DF乗松瑠華・上野紗稀・長嶋玲奈
MF遠藤優・加藤千佳
FW安藤梢

(交代)
HT MF猶本→FW安藤梢
HT MF栗島→DF長嶋

試合は早速動いた。2分、浦和はCKのチャンス。塩越からのショートコーナーから猶本を経由し、最後は菅澤が流し込み、先制。続く4分には左SB佐々木の縦へのロングパスから前線FW菅澤が収めたものの、ゴールならず。8分には左サイドDF佐々木→FW菅澤→右サイドDF清家がクロス。さらにコーナーキックとチャンスを広げた。10分過ぎからはノジマステラのペース。攻撃では4−3−3、守備では4−5−1となり、DFの裏を狙われ、押し込まれた。

迎えた22分、MF水谷のロングボールに相手GKが前に出たところをFW菅澤がかっさらい、無人のゴールへ流し込み2得点目を挙げた。その後はノジマステラに押し込まれながら身体を張った守備で防いだが、35分、ショートカウンターから失点。前半終了前にもピンチを招いたが、2−1で折り返した。

後半、浦和ベンチはMF栗島→DF長嶋。MF猶本→FW安藤の2枚替え。途中で細かくポジションが変わる中、最終的に布陣を4−4−2に変更。菅澤・安藤の2トップ。右MF長嶋・左MF塩越。MF柴田・MF水谷のダブルボランチに右からDF清家・長船・高橋・佐々木の配置となった。

ノジマステラは前半の余勢を駆って押し気味に進めるなか、67分、MF柴田→DF長船のバックパスをノジマステラFW松田に拾われ、そのままゴールへ。同点に追いつかれた。

その後もノジマペースが変わらず。いつ逆転されてもおかしくなかったが、76分、右SB清家のクロスにFW菅澤がヘッド。惜しくもGKがセーブ。そして80分、右SB長嶋のロングボールから裏に走りこんだFW菅澤がペナルティエリア内に侵入。相手選手に倒され、PK。これをFW菅澤がきっちりと決めて3点目。ハットトリック。今季9ゴール目を挙げた。試合はノジマステラに追い詰められながらも、浦和が3−2で競り勝った。

《戦評》
もし前半の2得点がなかったら・・・そう思うとヒヤヒヤするが、総じて面白く見ごたえのある試合だった。

これまでの浦和ならノジマステラの元気の良いプレスに押されっぱなしで引き分け、あるいは逆転されていただろうが、動じず、跳ね返すのがいまの浦和の強さ。

ラッキーではなく、実力で首位に立っていることを証明した。いまのチームの強さの源泉には選手の自主性にある。選手はまるでポジションが決められていないかのように自由闊達に動き回っている。

きょうの試合でいえば、DF高橋が前線にスルっと抜ければ、MF猶本が最終ラインまで下がってボールを受けるなど、その瞬間、その状況で自分が何をしたらいいのかを判断し、全体が有機的に動いていた。

これまでもこうした動きをやろうとしていたが、どこか独りよがりだったり、意思疎通の齟齬や行き違いで危ういシーンが多く、敗戦につながったこともあった。

しかし、選手は森栄次監督の指示を待つのではなく、自身で考え、選手間の話し合いを繰り返した結果が躍進につながっている。今季の浦和レッズレディースのゲームは安心してみられる。トップチームと違って・・・。

(佐藤亮太)


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