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試合レポート|2020プレナスなでしこリーグ1部第7節・アルビレックス新潟レディース戦=ダイジェスト|レッズプレス!!

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2020プレナスなでしこリーグ1部第7節・アルビレックス新潟レディース戦=ダイジェスト

今季2度目の3連勝!!菅澤優衣香の2発で新潟に2−1で勝利

アウェイ2試合を2勝で乗り切った浦和レッズレディースは、ホームでアルビレックス新潟レディースと対戦。FW菅澤優衣香のゴールにより2−0で勝って、3連勝。勝点を「18」に伸ばし、首位を守った。

《浦和レッズレディース》
GK池田咲紀子
DF清家貴子・長船加奈・南萌華・高橋はな
MF栗島朱里・柴田華絵・塩越柚歩・猶本光・水谷有希
FW菅澤優衣香

(控え)
GK福田史織
DF佐々木繭・乗松瑠華・上野紗稀・長嶋玲奈
MF遠藤優
FW安藤梢

(交代)
HT MF猶本→DF佐々木繭
71分 DF高橋→FW安藤梢

試合は3分、浦和FW菅澤のシュートで口火を切ったが、その後、新潟MF上尾野辺を中心にカウンターを仕掛けられた。

しかし、浦和は新潟のプレスを避けるようにロングフィードを織り交ぜながら徐々に主導権を握っていく。27分、右サイドMF塩越→中央MF水谷→後ろから飛び込んだMF猶本がシュート。これを新潟GKがキャッチ。32分、中央を抜け出したMF塩越が打ったシュートのこぼれ球にDF高橋がシュートも枠外。

そして迎えた43分。コーナーキックからMF塩越がつないで、FW菅澤が胸トラップからのボレーシュートで先制点を挙げた。その直後45分、新潟がカウンター。危うい場面でGK池田がキャッチし事なきを得た。

ピンチのあとにはチャンスあり。前半終了間際、45+2分、右サイドからDF清家のクロスにFW菅澤が頭で押し込み追加点。理想的な展開で前半を終えた。

後半、動いたのは浦和。MF猶本からDF佐々木を投入。佐々木が左サイドバック。ボランチをMF柴田&MF水谷のユニットとした。

8分にはFW高橋が抜け出しシュート。16分にはMF水谷の浮き球のパスにFW高橋→右サイドから進入したDF清家がシュート。19分にはFW菅澤が放つなど全体的にクロスとサイド、最終ラインを起点に攻撃が組み立てられた。後半23分に失点して1点差となったが、ここで崩れないのがいまの浦和。33分から4回連続コーナーキックで新潟を押し込むなど、主導権を渡さなかった。

試合は浦和が2−1で新潟を下して、今季2度目となる3連勝をあげた。

「低い位置に取ったせいで新潟に失点してしまい、最後は焦りましたが・・・」と浦和・森栄次監督。

たしかに前半序盤と後半終盤、新潟の鋭いカウンターにヒヤリとしたが慌てず、騒がずの3連勝となった。

落ち着いた試合運びの要因は自主的に考える習慣の賜物。そして自己解決能力が高まったことで相手のサッカーに対し、うまく対応できたからだ。

これらが出たのが前半15分過ぎ、地上戦から相手の背後を突くべくロングボールを多用したこと。そして前半の飲水タイムの際、指揮官の判断でDF高橋をFWに上げて4−4−2に変更。前線での起点をふたつ作ることで、攻撃に厚みを持たせる狙いにしっかり選手が対応できたことだ。

「ボールの流れ方がよくなかった。高橋が前線に行くと相手は嫌かなと感じた」と森監督。

これがまさに狙い通り。

先制から2点目までわずか4分というのもチームの成長の表れだ。

後半に失点したものの、ミスを狙う新潟にも局地戦でしっかり勝ち、試合をほぼ制圧した。

4節でC大阪堺レディースに負けてからの3連勝は手応えが増すはず。しかし森監督は「連勝は関係ない。1試合1試合戦うだけ」と決して喜ばなかった。

リーグはまだ7節。当たり前と言えば当たり前。内容と結果が伴った試合だけに、チーム全体から勝って兜の緒を締めよというところだろうか。

これまで浦和レッズレディースにはテクニックのある選手や走れる選手、戦える選手がそろっていた。しかし、勝負強さでいえばいまひとつ足りなかった。

今季の試合を見ると、その強さとともに自信と落ち着きが感じられるようになった。そのことがなによりの収穫だ。

(佐藤亮太)

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