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試合レポート|2020プレナスなでしこリーグ1部第7節・アルビレックス新潟レディース戦=コメント|レッズプレス!!

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2020プレナスなでしこリーグ1部第7節・アルビレックス新潟レディース戦=コメント

《森栄次監督》
Q:浦和が低い位置でボールを持っているときにも相手がプレスをかけてきましたが、ひとつ飛ばしたパスが出始めてからリズムが良くなったと思います。それは監督の指示なのか、それとも選手の判断なのか?
A:日頃のトレーニングでどこが空いているのか、どこを空けるのかを指示している。スペースが大事であることは選手に伝えており選手も認識している。真ん中だったり、裏だったり、裏を空ける前線の動きだったり、そうしたことはトレーニングでやっていること。そのことが今日の試合に出た。

Q:運動量的には新潟のほうが先に消耗したように見えましたが。
A:そうした認識はなかった。こちらも足が止まったところもあった。裏を狙うとか追い越すシーンが少なくなった印象がある。

Q:序盤は相手のバイタルエリアに入ることができませんでしたが、どのあたりからシステムを変更しようと考えましたか?
A:(前半の)飲水タイムのときに選手を入れ替えて、高橋をトップにした。それまでボールの流れ方を見るとあまりよくなかった。高橋を前に置いたほうがポイントを2つ作ることで相手が嫌がると感じたので試した。もしダメなら戻すことも考えた。

Q:この布陣変更が功を奏しましたが手ごたえは。
A:高橋と菅澤の2トップはリーグでも練習でもやってきた。様々な形を取りながら「このようなこともあるよ」と選手には伝えている。そのときに「どのような仕事をするのか」も伝えてある。その点ではスムーズに入ることができた。2トップを起点にして柴田などを前に出し、スムーズにボールを出せるようにした。

Q:ボランチに入った水谷選手が良かったと思いますが。
A:最近自信をつけたようで、プレッシャーがある中でもしっかりボールを繋げ、柴田、栗島とのコンビネーションも高まってきている。

Q:C大阪レディース戦での敗戦から3連勝ですが、負けてからの3連勝はまた違う手応えがあると思いますが。
A:3連勝とか4連勝とかは気にしていない。ひとつひとつ勝っていかなければならないと選手に伝えており、自分にも言い聞かせている。あまり先のことは考えず、目の前の試合を勝っていくことを選手に伝えている。何連勝とかは意識していない。

《菅澤優衣香》
Q:今日の試合で100得点目になりましたが感想は?
A:FWとして本当に嬉しいこと。開幕から2試合得点したが、その後なかなか点が取れずもどかしかった。FWとしてそうした記録は嬉しいことなので達成できてよかった。

Q:199試合目での達成のようなので2試合に1点のペースですが、改めてゴールへのこだわりなど聞かせていただけますか?
A:はじめはゴールのこだわりや意欲は今より全然なかったが、FWとしての責任感は年々、出てきている。FWとしてチームの助けとなる仕事をしたい。今後もチームを勢いづけるため、自分が得点できればと思う。

Q:前半の飲水タイムまで厳しい試合だったと思いますが、ピッチ内でどうでしたか?
A:なかなか自分たちのペースに持っていけず難しかった。飲水タイムの際、監督から4−4−2へのシステム変更が伝えられた。そのことでターゲットが私と高橋選手の2人になることで、やりやすくなった。自分たちで修正できればよかったと思うと同時に、もう少し早くできればよかったと思う。飲水タイムまで失点せず試合を進めてきた。システム変更のあとは自分たちの流れにもってこられたので良かった。

Q:システム変更してもばたつかず、うまくやれるのがいまのレディースの強さだと思います。
A:基本的に布陣は4−2−3−1だが、相手や自分たちの流れのなかで変更があっても対応できるのは強み。加えて、だれが出てもそのポジションをこなせることは今後につながる。

《池田咲紀子》
前半は先に2点取ることができた。前回の対戦では追いかける展開だったので先に点を取れて、良い流れで前半戦えた。ただ自分のなかでは2点差は危ないと感じていた。しっかりゼロで行こうと話し合った。1失点したが勝ち切れてよかった。

Q:失点シーンについて
A:あの時間帯でリードしていたこともあり、全体的にやられていないと感じた一方、怖いなという感じる時間帯だった。一瞬、気が抜けたのはチームとしても、個人の準備のところもスキを出してしまったかなと感じた。2−0でいけるのか、2−1になるのかは残り時間の試合の運び方が厳しくなってしまう。あの失点はもったいなかったと反省している。

Q:DFの裏に出たボールへの飛び出しは今日良かったと思いますが、2人のセンターバックとの連係はどうでしたか?
A:センターバック2人とボランチもだが、前に強かったり、動き回れる選手がいるので、センターバックが前に強く行けるように 自分からもコミュニケーションを取っている。前に行く分リスクもあるので、裏に流れるボールに対して高いポジションを取って、良い判断からの飛び出しはチームとして求められている。サイドを崩されたとき、センターバック含め、中盤のラインまでコントロールした守備をすることがここ数試合の課題。

そのなか、あまり間違った判断はしなくなってきた。連携した守備としてはシュートを打たせない守備を意識していたが、打たせても自分が取れる場面を作れ、連携の幅が広がってきた。試合でもひとつひとつ積み重ねたい。

Q:ライバルチームの日テレベレーザに勝った次の試合ではC大阪レディースに負けましたが、今回はINAC神戸に勝って新潟に勝ちました。
A:前回のベレーザ戦で勝ちながらも次の試合で痛い1敗をしてしまったので、今日はその二の舞にならないようにと選手の間で話があった。負けずに勝って終われたことは良かった。上位チームだけでなく、昨季は取りこぼしてはいけない試合で勝てなかった。順位にあまり関係なく、どのチームにもひとつひとつ勝っていかないといけない。この前の二の舞にならなかったことは良かった。油断して勝てるチームはひとつもない。ひとつひとつ戦っていくことで最後の最後まで気を抜かず、勝ちにいくのが優勝できるチームだと思う。

Q:7試合で6失点と試合数より失点数が少ないですが、数字などで目安はありますか?
A:今シーズン、一桁失点にすると後ろの選手たちと口に出している。出だしの2試合で躓いたが、まだ試合は多いが無失点の試合を積み重ねれば、目標は近づく。チームが勝つのが一番だが、最少失点でやっていきたい。

Q:先制したあとに1対1の場面がありながら止めたシーンがありました。そのあとに得点が生まれましたが、そのセーブシーンを振り返ってください。
A:抜け出されたもののDFがついてきてくれたので、相手の顔がまだ上がっていなかったと認識していた。相手が顔を上げたとき、間合いが詰まっていたらイヤだろうなと感じ、思い切って前に出て勝負した。思い通りにというか抑えることはできた。このシーンの直後に追加点が入った。よく「良い守備から良い攻撃」と言うように、うまくつながって決まって良かった。


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