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試合レポート|2020プレナスなでしこリーグ1部第5節・愛媛FCレディース戦=ダイジェスト|レッズプレス!!

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2020プレナスなでしこリーグ1部第5節・愛媛FCレディース戦=ダイジェスト

水谷有希が決勝点。前節の敗戦からリカバリー

8月15日(土)、2020プレナスなでしこリーグ1部の第5節・愛媛FCレディース戦がアウェイ・ニンジニアスタジアムで18時から行われた。

この試合では、前節から2人を入れ替え、長嶋玲奈が今季初先発を飾った。

浦和レッズレディースとしては、前回のセレッソ大阪堺レディース戦を0−1で落とし、連勝がストップ。今節は優勝を狙う上で絶対に負けられない大事な試合となった。

一方、今季からなでしこ1部に昇格を果たした愛媛Lは、ホーム2連勝を懸け、浦和Lに向かってきた。

ここまで4バックを軸とする愛媛Lだが、この日のスタートは3バック。浦和Lがボールを持てば最終ラインを5枚にし、ディフェンスを厚くさせカウンターを繰り出す。右サイドの清家貴子が上がったスぺ―スを使われると16分、17分と連続シュートを打たれ肝を冷やす場面もあった。

その中、先手をとったのは浦和Lだった。

23分、南萌華のロングバスを菅澤優衣香が収めマイナスに折り返すと走り込んできた水谷有希が右足を大きく振り抜きミドルシュートを捻じ込んだ。

その後も左サイドに流れた塩越柚歩が敵陣深くから中央にクロスを入れ、2次・3次攻撃へとつなげて行く。早い時間帯に追加点を取りたいアウェイチームは幅を使うことで、相手陣内にスペースを広げ、36分には菅澤がヘディングシュートを狙う。

左サイドでは柴田、塩越、水谷、そして佐々木繭が連動し、愛媛Lを慌てさせた。中盤のこぼれ球には栗島朱里が目を光らせピンチの芽を摘む。攻守においてのマネジメントが光っていた。

リードしている浦和Lだが、ハーフタイムに森栄次監督は塩越を下げて安藤梢を、長嶋を下げて高橋はなを同時投入する。そして最前線に高さのある菅澤と高橋を配置し、[4−2−3−1]から[4−4−2]へ布陣を変更。起点を増やしたことで、相手を押し込む。51分には、柴田がペナルティーエリア内でシュートを放つも、相手GKにキャッチされた。

攻撃の手を緩めない浦和Lは、右サイドからの圧を強め清家が推進力をもって攻撃に出ていく場面を増やすと、シュートシーンを創出した。

最大のピンチとなった90+2分には、1対1の場面を池田咲紀子が防いだ。この日は守備でもCBコンビが積極的にラインを押し上げ、カウンターを封じる。チーム全体でも強固な守備組織を構築し、見事、今季二度目となるクリーンシートを達成した。

追加点こそ取れなかったがアウェイゲームで勝点3を狙いにいき、しっかりと手に入れた。この試合に勝ちたい気持ちが最後まで相手を上回っていた。

これでリーグ首位に立った浦和L。次節はアウェイでINAC神戸レオネッサと対戦する。ここで負けるようなことがあれば首位から滑り落ちることになる。優勝を目指す浦和Lにとって負けられない戦いは続いていく。

浦和レッズメンバー表
GK:池田咲紀子
DF:清家貴子、長船加奈、南萌華、佐々木繭
MF:栗島朱里(58分→遠藤優)、柴田華絵、長嶋玲奈(ハーフタイム→高橋はな)、水谷有希、塩越柚歩(ハーフタイム→安藤梢)
FW:菅澤優衣香(71分→上野紗稀)

サブ
GK:福田史織
DF:乗松瑠華、高橋はな、上野紗稀
MF:遠藤優、加藤千佳
FW:安藤梢


得点者
23分 水谷有希(浦和L)

(石田達也)

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